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絆の指輪で強くなる  作者: 迅蜂
2/2

1 脅威

ある村の話


「逃げなさい!」

「おじいちゃん! おじいちゃんも逃げようよ!」

「この腰が弱いワシには無理じゃ… おぬしだけでも逃げとくれ!」


村の高台からカンカンと甲高い鐘の音が鳴り響き、高台から遠くに見える魔物の群れが、まっすぐに村に来ているのを知らせていた。

村中の住人が慌てふためき、荷物をまとめるものや馬車を確認する者など、パニックになったり冷静に行動していたりする者で、溢れかえっていた。


「聞け! 一番足の早い馬を持っている者は、この手紙をギルドに届けてくれ! ワシらは、逃げながら助けがくるのを待つしかないぞ!」


そう村長が声を荒げて村中に響かせる。

それを聞いた一人の若者が手紙を貰い、馬に飛び乗り隣街へと駆けていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なあ…聞いたか?」

「なにをだよ」

「魔王が誕生したらしいぞ?」

「ただの出任せだろ? 魔王なんかここ数百年出てきてないじゃないか」

「それがな…騎士っぽい格好をしたやつらがコソコソしながら話してたんだよ… 信じられるか?」

「それは… ちょっと本当かもしれんな…」

「だろ? ギルドはどうすんだろうな…」


そんな会話がされた酒場の隅でチェイン達は、ご飯にしていた。


「おいおい これ以上肉はやらないぞ? 自分の分がなくなっちまう」

「ガルルル ガウガウ!」

「なんでそんなに怒ってんだよ! これは自分のじゃねぇか! 全部やれってか!?」

「グルル」

「ウンウンって首振るんじゃねぇよ!」


そんな会話が流れていた

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