表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そもそも幼馴染じゃないから!!  作者: しん
高校一年生 〜四月〜
4/4

3.ハーフ系イケメン!

イケメン2人目!


「その反応はなんなんだよ、これで2回目だぞ?」



颯太のやつ、ありがとうって言っただけなのに、また「…………。」って難しい顔してやがる。なんか変なことしてるオレ……?


え、走った勢いでパンツとか見えたのかな、スカートめっちゃ短いもんな……!!

ズボンとかより解放されてて走りやすい分、気をつけないと



あとは……

はっ!さては俺に惚れたか〜!?

美少女の笑顔に、それこそ悩殺されーー




うん、ないな。特にいつも平静なあいつに限ってはもっとないな。昔から女に興味ないし、オレの場合とかだともう論外じゃん。考えたこっちが恥ずかしくなってきた。



まぁあいつにもなんか考えがあるんだろな。

また聞けばいいや。





「……いやすまん。 特に意味は無い。」




無いんかい。








「あ、あとパンツ見えてたぞ。気をつけろ」


やっぱ見えてたんかい!!!




…………わぁああもう!!恥ずかしい!!










しばらく2人で雑談を交わしながら歩いていると目的地、公立東高校が見えてきた。




オレたちが通う高校はここら辺では県内でもなかなかで、上位は国立大学、中間層が難関私立大学に進学するらしくて、それなりの進学校だ。


だから、基本的に真面目に勉強してきた人しか受からない。ここに通う生徒もオラオラ系のやつとかはいなくて落ち着いた校風だ。


家から近くて進学も有望。落ち着いた雰囲気ってのに惹かれて受験して、オレたちは受かった。




そういうわけだから、校則もそこまで厳しくする必要がないらしくて、進学校にしては珍しく、生徒に対してある程度の身だしなみの自由が認められている。つまり何が言いたいかというと……



「あいつ、入学式一緒に行く約束してたのに、すっぽかしやがったな。」


「さすがに入学式そのものをサボる気は無いんじゃ_______





うわっ、あれ新入生!?


ハーフかな!?


背高ぇなおい





あ、あいつだわ。



「っとーーーやっと追いついた。ごめんごめん。遅れたわ〜」


「遅いぞ 蓮」



こいつがもう1人のオレの友達で、

名前は、吉備蓮(きびの れん)



176cmの颯太をゆうに超える身長。少しクセの入った金髪と色白な肌は西洋の人種を思わせる。



「うっわ!! もしかして透?可愛いいな〜」



彫りが深くて、整えられた眉毛とその下の眼差しは必ず人の注意を引きつける。



「この前姿変わったのを見たときはびっくりしたけど、その姿も驚いたな、似合ってるぞ!」




まぁ難しい描写はそこまでにしておいて、簡単にいうならば、


颯太が筋肉質でがっしりタイプのアスリート体型なら、蓮はモデル体型だ。それも超がつくレベル。足めちゃくちゃ長くてびっくりする。



「アィム、サァプラァーィズデゥ!だわ」



うわ、絶対ハーフだなあれ


え〜〜!お友達になりたい!!



たしかに、ハーフな容姿はしてるが、この蓮は、純、純!日本人である!


ここで話が戻ってくるんだけど、ここの学校が茶髪金髪オーケーなのをいいことに、先月あいつ染めたわけよ。そしたらまぁ、似合うこと。



「とおる!とおる!とおる!ーーーー



こっちが平凡地味男から女になってる一方でなにイメチェン楽しんでるん


って


「さっきからうるさいぞ!!人がせっかく説明してるのに!!」


「説明?」


いや、なんでもないです。



とにかく!颯太と全く引けを取らないほどのすっごいイケメンってこと!!これ以上は嫉妬しか出てこないから!!



まあ性格は、今ので分かると思う。

一言でいうとバカだ。頼むから校門前で人の名前を連呼するのはやめて欲しい。普通に恥ずかしい。


あ、でもバカだけど、学力はこの3人の中でダントツだ。ほんとはもう一つ上のレベルの高校行けたらしいんだけど、こっちのが家から近いからって。勿体ない。



と、オレによる蓮の品評会はこんなもんだろう。



……ん?何やら颯太がイライラしたような感じだけど、



「 蓮お前_______________()()はどうした」



あぁそうか。遅れたことに怒ってたのか。


颯太、わりと硬いから、そういう約束ごとを結構大事にするんだよな。


オレはあんま気にしないけどな。約束守りたいけど、どうしようもないときもあるじゃん?


「ごめんて〜。でも校門くぐってないから、

まだ"一緒に登校"は有効なんじゃない?」



うわ!へりくつだ!



まぁ間違ってはないけどね

蓮はこういう追求から逃れるの昔からうまいんだよな〜


「違う。それはどうでもいい。()()()だ」



あっち?



よく分からないから、蓮の方を見てみる



あれ、「あちゃ〜」って感じで、居心地悪そうにしてる。



どゆことだ、、??



「颯太_____


「何でもない。このバカのせいで時間遅くなっちまったからな。さっさと体育館入るぞ」



また誤魔化された。一体なんだっていうのか。




蓮に聞いて_____


「ああ、そうだな。あ、クラス発表の紙が張り出されてるんじゃないか?確認してから入らないとどこに並べばいいか分からねぇし」





くらすはっぴょう



…ホントだ!!クラス発表があるの忘れてた!

早く確かめなくては……!



この高校生活、普通に過ごしていくには、この2人のサポートは必要不可欠だ。

できればみんな一緒。最低でもどちらかは同じクラスであって欲しいところだ。


上手く2人に誤魔化された形にはなったけど、気にはなるけど、一旦保留にしておいてやる。あとで追求するけどな!


……忘れてなかったらだけど、、、




「よし見に行くぞ!!颯太!蓮!」






あ、こら蓮!!

ごまかせたわこいつチョロぃみたいな顔するんじゃない!


基本的に透はアホです。

あ、でもカンは冴えてますね

颯太の無言に対する予想2つとも当ててますから


まぁたまたまでしょう(ハナホジ--


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ