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クロッシングワールド  作者: たぬきいぬ
第二章     アビス
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第二十九話     決戦4

圧倒的な力の差に雪菜は後ずさる。


蓮はそれを見て一歩前に出る。


「アンタの相手は俺だ。 だから雪菜、お前は香澄と凪のサポートに回るんだ」


「そんなこと出来ない!! 二人で戦わなきゃアイツには勝てない」


「だけどアイツはまだ本気じゃない、正直何パーセントの力で戦っているのかもわからない」


二人が本気を出してもそれでもブレアに届かなければ勝てる見込みがない。


「俺が足止めをする。 それしか今は方法がない」


雪菜がブレアを背に走り出そうとする。 蓮の話を聞き直ぐに自分がすべき行動を理解したのだろう。


「オイオイ、逃すかよ」


ブレアは自分の右腕を前にかざした。 ブレアの掌には小さな穴が空いており、その穴が光輝く。


(なんだアレ、このままじゃヤバイ!!)


蓮は雪菜の前に出てブレアの攻撃から雪菜を庇う。


「ヘルブラスト」


ブレアの右腕から光が放たれる。


それは一直線に俺達を襲う。


その光を蓮は雪菜を庇う形で自分のアーツで防ぐ。 だがその攻撃は防いではならない攻撃だった。


ブレアから放たれた光が蓮に直撃した途端、爆発し蓮は吹き飛ばされてしまう。 そして岩場の壁まで飛ばされてしまう。


「ふはは……。 お前これを直で防御するか、笑わせるなオイ!!」


蓮に向けられた言葉に蓮からの返事がない。 正確に言えば答えられないのだ。 防御を貫通した攻撃、爆発した衝撃が直に伝わりダメージを受けた。


「そんな……」


雪菜は唖然としている。 一瞬で訪れた最悪、一撃で蓮は倒されその場に一人になってしまう。


「それでも……」


雪菜は双剣を強く握りしめ決意する。


「コイツを倒すしかない!!」


雪菜はブレアに向け走りだす。 ここで背中を向けて逃げてもブレアのヘルブラストは確実に雪菜を捕らえる。


立ち向かっても逃げてもどっち道待っているのは絶望しかない。


地面を蹴り空中を舞う。 ブレアの右腕から背中に向け順に斬り付けていく。 金属音が鳴り攻撃は弾かれている。


(ダメだ、私の攻撃じゃダメージが与えられない)


雪菜の攻撃は正確にブレアにダメージを与えられる攻撃だ、だがそれ以上にブレアの装甲が硬すぎた。


「ちょこまかと動きやがって!!」


右腕で雪菜を振り払う。 雪菜はブレアの振り払った衝撃で空中で一瞬動けなくなっていた。


そしてブレアはそのまま右腕を振り下ろし雪菜に直撃する。 


雪菜はブレアの攻撃を防御するが、それよりもブレアの攻撃の勢いが勝り雪菜は地面に叩きつけられてしまう。


「カハッ」


地面に叩きつけられた雪菜は一瞬呼吸出来なくなってしまう。


そしてブレアは地面に叩きつけられた雪菜の頭を掴み持ち上げる。


「最初の勢いはどうしたよ人間」


「カッッァァ」


雪菜は声にならない声を上げる。


掴み上げられた雪菜はブレアの手から離れようとブレアに斬りかかる。


何度も斬りかかるが体重の乗っていない斬撃はブレアにダメージを与えられない。


「鬱陶しい」


ブレアはそう言うと左腕で雪菜の溝落ちに向け拳を放つ。


「ガハッッ」


雪菜は溝落ちを殴られ呼吸出来なくなる。 そして二つのアーツを手放してしまう。


地面に落ちたアーツはカランと音が鳴りアーツは砕け散る。


「まっ人間なんてこんなもんか」


ブレアは呆れた声を出す。


そしてブレアの右の掌が光だす。

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