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クロッシングワールド  作者: たぬきいぬ
第二章     アビス
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第十四話      戦闘開始

 俺達三人は森の中を進む、雪菜と雅人を後ろに連れ周りを警戒する。アビスは突然現れ俺たちの命を奪う。


(この二人なら問題ないだろうが、あの人影らしき物は気になる)


 俺の心の内にある不安、単純に生存者なら何の問題もない。だがそうでなかったとしたら。


(ここは俺一人で行くべきだったか……。俺の嫌な予感が外れてくれればいいが)


 俺達はそのまま目的のポイントまで向かう。


「おいおい、目的の場所まで行くのに何体のアビスを倒せばいいんだ? 今回は俺に任せとけ」


 また俺たちの前にアビスが現れた、今回は雅人が戦おうとしている。中型の蟻のアビス。俺も何度も戦ったことのある相手、雅人なら何の問題もないだろう。雅人はグローブ型のアーツを出現させた。


 雅人はそのままアビスに向け走り出す。蟻型のアビスは動きはそこそこの速さ、一つ間違えば攻撃を受けてしまう。だが俺の心配も雅人には意味がなかった。


「オラっ!!」


 雅人は蟻型のアビスの腹の懐に入り、拳を叩き込む。一撃でアビスは怯むが直ぐに跳ね雅人との距離を取る。


「手応えはあったんだけどな、アイツ硬いぞ」


 雅人は自分の拳を見つめる。


「まっ少しは凹んだし殴り続ければブッ倒せるだろ」


 蟻は想像異常に硬い、通常状態ではあの固さを超えるのは難しいかもしれない。俺と雪菜では第一位階にならなければあの固さは中々超えられない。


「第一位階は温存するのか?」


「お前が第一位階使わなかったのに、俺が使ってたまるかよ」


 雅人は両の拳をぶつけた、自分に勢いをつけようとしている。


「待ってろ、直ぐ終わらせてやる」


 雅人はまたアビスと距離を詰め、アビスの顔面に拳を叩き込んだ。アビスの顔は大きく凹む。


「一撃じゃ足りないならぶっ壊れるまで殴るまでだ」


 雅人は間髪入れずにアビスの顔を殴り続ける、アビスは攻撃を受けた反動で体制を崩す。


「だいぶ形が変わったな、これで終わらせてやるぜ」


 雅人は右腕に力を集中させる、アビスが体制を崩したことによって、一時的に相手の動きを止める。そして十分に力を溜めた右腕を放つ。


 地面までに響く低い重音、その音と同時にアビスの顔は崩壊した。そしてアビスは砂になる。


「待たせたな」


 雅人は自分のアーツを解除した。


「そんじゃ先急ぎますか」


 俺は二人を後ろにし先を進む。歩きながら俺は自分のデバイスを見る、目的の場所までは歩いて数分というところまで来ている。


(目的の場所まであと少し、この世界から脱出するための手がかりがあればいいが……)


 そして俺たちは目的の場所までたどり着いた。イヤホンに手を当てる、そうすれば拠点の葉風達と連絡が繋がる。


「葉風、目的の場所に辿り着いたが人影らしき物は見当たらない」


 辺りを見回しても人影らしこ物はない、地面や周りの木に何か痕跡がないかを確認するが何もない。


 もう少し周りを見ていこう、ここまで来たからには何か情報を掴んでおきたい。俺たちは今いる場所を集合場所にしそれぞれ分かれて探索を始めた。


 だが数分辺りを探し回っても発見するのはアビスのみ。大した強さでは無いが数が多ければ時間がかかるし、危険もある。だがここにいるメンバーは一人一人が強い。俺が心配しなくても十分二人は戦える。だがこれ以上探索してもアビスに襲われるだけだ。俺はイヤホンをで二人を集合場所に呼び出した。

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