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2話 おデート

…服何着てこうか。あんまりラフ過ぎてもだめだし気合い入れすぎても引かれるかも…。そーしてウダウダしているうちに部屋の扉をノックされた。


コンコン「Aちゃん、準備できた?」


「あ、あああああと1分だけ待ってください!!!」


私は速攻で着替えた。ちなみに、ボーイッシュな感じにした。花見会場までは徒歩20分ほど。あまり動きにくい服装は避けたいものだ。


部屋の扉を開けると、先輩が立っていた。…スカートだった。白の。


うぇいいいいいいそんな可愛い服きてるんですか先輩いいいいいい!!!


と言いかけたのを頑張ってこらえた。流石に引かれたくないし。でもほんとに可愛かった。


2人で玄関を出て、花見会場に向かった。もちろん車道側を歩いた。何気ない気配りは忘れない私です。歩いている時は何気ない日常会話をして沈黙が来ないように頑張った。話しかけるたびに先輩は眩しい笑顔を向けてくれて口元が緩みまくっていた。ふふふ。


歩くこと20分。ついに花見会場に着いた。が、あまり都会ではないからか、人がいない。ほとんど2人の貸し切り状態だった。


「わぁぁ…貸切だねぇ…!」


「なんかいいですね、こういうのって」


それから、暗闇の公園を2人で歩いた。


「Aちゃん、桜綺麗だねぇ…」


「いやいや…先輩の方綺麗ですよ〜」


「そんなお世辞いいよぉ〜?」


本音が出てしまったが引かれなかったからセーフ…危ねぇ…。


公園を2人でまわっていたら、道の向こう側から2人のスーツ姿の女性が歩いてきた。仕事帰りかなぁ、なんてことを考えながらすれ違った時、いきなり声をかけられた。


「こんばんわ〜、お二人とも宗教は興味ありますか〜?」


「あ、いえ結構です」


こーゆーのはきっぱり断るに限る…そう思い、断ったのだが…


「あ、じゃあ少し説明をさせてくださいね」


話を無理やりしてきた。あれほど長く感じた5分はないだろう…。その宗教の出来た歴史?とか色々聞かされて、一段落したと思ったら質問された。


「お2人って何歳ですか?」


「あー、私は高校三年生で、こっちは後輩で高校一年生です」


先輩がさらっと答えてくれた。ふふ、なんかいーなーこういうの。


「え、なんで同級生でもないのに夜に一緒に花見なんてしてるんです?」


なかなか鋭いところをつかれた。下宿なんていうと個人情報ダダ漏れだし…でも…ただの先輩後輩で夜に花見なんて来ないだろうし…。先輩の方を見ると先輩もなんて言おうか少し困っているようだった。ここは私が助けなければ、と思い、口を開いた。


「すみません、私達今デート中なんですよ、また機会があれば会いましょう?では。」


そう言って先輩の手を引き、その場を離れた。私は緊張と恥ずかしさのあまり手汗が酷いがこの際どうしようもない。少し歩いて宗教の人が見えなくなり、立ち止まった。


「先輩、大丈夫でした?」


「う、うん。ありがとね、Aちゃん。」


先輩は少し俯きがちにお礼を言った。え?嫌だったのか?と思い、思い切って聞いてみた。


「先輩…さっきの嫌でした?嫌だったなら謝ります。勝手にデートなんて言ってすみませんでしt」


「違うの!」


え?違うの?なにが違う?と困惑していると先輩は口を再び開いた。


「その…照れちゃって…」


…あれ?これ結構いい雰囲気じゃね?

こんちわーっす!エ口です!

ほんとに面白くない上になんか不定期ですみません…でも頑張ります!よろしくお願いしまーす笑笑

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