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異世界送りの神  作者: 荒唐無稽
7/11

異世界送り師

すいません。忘れそうなので早めに投稿します

 

「転生は神。神々しいその御身は……

 と、ここまで書いて思い直す。

 流石にここまで変えるともはや原型が分からぬだろう。

 そもそも、私は神という事に誇りを持ってはいるが、自画自讃する程ではない。


 さて、上には神々しいと書いたが、今回行った異世界送りは神々しいのKすら無かった。


 稀に行う、神様に会わずに転生するタイプだ。

 本人達からすれば「偶然にも第二の人生を遅れるぜ!」的なノリかもしれないが、意外とこちらとしては大変なのだ。



 --------------------



 今回転移させる人間はこの女性。死亡した時の状況は、彼氏と口喧嘩してる際に余所見運転をしていたトラックがドーンとぶつかり即死。ちなみに彼氏は異世界転生願望など無かったのでそのままあの世に逝った。


 そんな彼氏の真っ直ぐさと異なり、彼女の異世界に行き方は少々面倒くさいものだ。

 だから喧嘩していたのだろう、きっと。


 すまない。嘘だ。彼女からしたら別に普通の願望なのだろう。

 ただこちらが面倒に思ってるだけで。


 それに、実はこのパターンは結構多い。最近少なかっただけだ。


 どんなパターンかと言うと

 ・異世界に「転移する」

 ・神様転生以外

 ・システムとかは無い世界

 この3つが揃った時だ。



「…………」


 さて、お判りだろうかこの面倒くささ。


 実際しながら順を追いながら考えるとしよう。


 まず異世界に転移させる為の準備をするのだが、ここでいきなり転生と差がある。

 それはと言うと、転生する場合は魂と記憶を引っ張って転生先の世界に定着させれば良いが、転移となると、魂、記憶はもちろんのこと、身体と衣服類まで向こうの世界に持っていかないといけない事だ。


 もし、事故現場に死体が無くなっていたらどうなると思う?

 死体消失事件の様に扱われて、科学でどうやっても証明できない事件が現実に起きてしまう。

 そんな事起きてはならない。


 だから死体の偽装をしなければいけないのだ。

 だけどもし、転移先の世界にシステムがあればどうだろう? 機械的にスキャンをしてもらい身体のコピーを作れるのだ。

 一から私が作るのとでは全然早さが違う。

 私は概念系作成専門の神だからな。

 だからシステムの無い世界に転移は面倒なのだ。



 次に行うのは特典の付与だ。

 これがまた曲者。

 今まで書いてきた転生者達はみな、神様転生に近い形で転生あるいは転移している。

 つまり堂々と特典を付与できたのに対して、今回の様なもの場合は、芽生えてなかった才能が異世界にきた瞬間に開花したように見せなければいけない。


 こうなると、特典に変な特殊能力や強力な武器も持たせられない。

 だがまあ、魔法系統を付与すれば問題ないだろう。これはこっちの世界にないステータスだからわかりにくい。


 反対におかしいなって思われるのは転移者がやってた武術を伸ばす場合。

 まあ、「これも異世界にきたから」という理論でなんとかなる事が多い。



 ちなみに、人たらしと異世界言語はもはや標準搭載で、稀に「特定の人からしか好かれない」人たらしや、「異世界に行った先でちゃんと覚えたい」という真面目な人間もいる。


 神様転移しない場合は面倒だが、トラック衝突による「即死」だったから、まだ今回は良い方だろう。

 もし即死じゃなかったら時間凍結やらが必要不可欠になるので本格的に面倒になる。


 神様転生は話し相手をしてる間に色々と仕掛ける事ができるから楽なのだ。代わりに話し相手が面倒な時は本当に参ってしまうが……



 これで準備も大体が終了した。

 傷はコピー死体を作るときに治しておいたから問題なし。そろそろ転移させる事にしよう。


 さて、どこに転移させようか思案する。

 なるべく村が近い森とかが安全で、成り上がりも起きやすいのだが……



 見つけた。魔物はそうおらず、神秘的な森なのできっと大丈夫なはずだ。




 まあ、何はともあれ





「良い異世界ライフを」

息抜きに作ってたので次はいつ更新かわかりません。明日かもしれないし、一週間後、一年後かもしれません。

でもなんだかんだでネタはあるのですぐに更新するんじゃ無いんですかね?


とりあえず車窓の方の執筆に戻りますか。もし「我が国の車窓から」を見てない方がいたら是非。

物書きの練習として始めたので最初の方が特に酷いと思いますが、まあ、読める方はよろしくです。

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