送れワタシ
予定より少し遅れましたね。
吾輩は神である。名前は…………
いや、これはもう前回やったか。
じゃあ、少し変えて
ワタシには名前も、性別も無い。姿も無い。何も無い空間で一人暮らしだ。
これでどうだろう。少しわかりにくいがこれもかなり有名な文学作品の1つのはずだ。
--------------------
さて、仕事に行く前に私の話を少しだけ書いておこう。
私は前のページにて文学の神の亜種と言ったが、どこが関係あるのかわからなかった事だろう。
その疑問はもっともだと思う。だが少し考えればわかるかもしれない。
いや、気づいている人もいるかもしれない。
日本には多種多様な神が居る。人間に八百万の神と総称される程に。
そうなると万物に神が宿っている訳で、新しい物が増えれば神が増えるのもさもありなん。
そしてここ数年前から急速に流行り出した文学がある。そう。異世界モノだ。
異世界モノは、主人公が読み手と似た価値観を持ってファンタジー世界で冒険する。という書きやすくもあり、読みやすいジャンルの文学だ。
昔からその様なジャンルはあったものの、インターネットが普及するにつれ、爆発的な広がりをみせる。
その設定のしやすさも、助長したのだろう。
と、この様に異世界モノ、というのがジャンルとして確立してきた中でこの様に思う者も出てきた訳だ。
「俺(私)も異世界に転生したい」
そんな願いが大きくなり、どうしようもなくなって出来たのが私。
通称”異世界送りの神”
……すまない。嘘だ。まだ通称と言うほど呼ばれていない。自称異世界送りの神だ。
まあ、とりあえず私がなぜ、生まれたのか。なぜ、文学の神の亜種なのか、お判り頂いただろうか。わからなかったら読み返しなさい。小説において読み返すことは良くあることだろう。
さて、
自分語りが終わったところでそろそろ仕事だ。
今回はどんな相手だろうか。
面倒な相手でなければ良いのだが……
次は19時頃に更新します