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勇者の彼女は魔王様  作者: 勇者くん
44/112

正当防衛

 

 3人を見送ってから既に数時間は過ぎていた。


 辺りに出来た人だかりは嘘のように無くなり、

 騒がしくなっていた辺りは静まり返っている。


 だが、尚も陣の前には人の姿があった。


「ったく…バカ桜…無事に帰って来なきゃ承知しないからね…」


 優、魔王、桜が転移を行い、

 静まり返った陣を見つめ一人が呟く。


「四季、まだそこにいたのか、…大丈夫だよ、あの子等は強い…それに桜だって」

「そんなこと分かってるわよ」 


 後ろから浅辺は強い口調でその女性に声をかける。

 それに四季と呼ばれた女性は振り向きもせず即答で返した。


 それに、浅辺は眉を顰める。


「…じゃあ、なんでそんな顔をしているんだい?」


 即答された返事には、しかし何処か迷いが見え、

 四季は何か附に落ちないのか浮かない顔を浮かべていた。


「…私、もしかしたら初歩的なミスを犯してしまったのかもしれないの…こんなの…少し考えればすぐに分かるようなものなのに…ッ!」

「どうしたんだ、お前らしくもない」

「ええ…私らしくないわね…全くほんと、全てが終わったと思ったら桜が行っちゃうんですもの…らしくもないのも当然なのかも」


 今の四季は何処か自傷で、

 自分の行った行為に軽蔑しているように見える。

 

「……ねえ、浅辺さん、一つ質問してもいいですか?」


 普段あまり見ない様子の四季の姿に、

 浅辺は顔に表情は見せないものの内心では驚いていた。


「…質問?」


 不意に掛けられた質問の意図が読めず、

 四季に顔を向けたまま浅辺は首を傾げる。


「浅辺さんは、この場所に陣があったことを知っていましたか?」

「いいや、知らないが…」


 四季の質問に対し、浅辺は当然にように首を振る。


「では、この陣を誰が見つけたのか知っていますか?」

「…どういうことだ?」

「今言った通りの意味ですよ、浅辺さんはあの時に名乗り出た少女が、一体誰か知っていますか?」


 その質問の意図に気がつき、浅辺は口を紡ぐ。


「私はそれが誰か知りません」


 少しして、浅辺は口を開いた。


「……それは、皆も同じか」


 その言葉に四季は静かに頷く。


「…ええ、初めは村に残っていた誰かかと思っていたわ…長いこと離れていたから、見つけるとしたら村人の誰かなはずなのよ」

「…なのに居ない」

「そう、皆答えは『ノー』よ。こっちに戻ってきた皆は私と殆ど共に過ごしていた…、じゃあ、麗の敷地に入ったのは一体誰?」


 ここで真っ先に考えられるのは九沙汰だが、少し探せば見つかるところに隠すのはいくらなんでも不自然過ぎる。

 彼が長い間掻けて計画的に練っていたのであれば、逃げるなんて選択肢は初めから無かったはずだ。


 そして、この村の誰でも無かったということは。


 浅辺は陣の周りに落ちた、

 その中の一つの枝を持ち上げる。


「…新手の第三者の手が加わっていたということか」 


 枝の切られた断面は恐ろしい程に綺麗に切られ、

 いくつかの落ちた葉も一直線に一切のブレ無く切り落とされている。


「……初めに見つかったと皆に伝えたのは桜よ、多分…桜はきっと長い間合っていなかった村人の一人だと勘違いしたのでしょうね」

「…最後に我々を利用し、手の平で踊らされていたということか…」


 動かなくなった陣を見つめる。

 こうなることも計算付くだろう。


「…桜は見つけたと言った者の顔を見ている…怪しまれないようにしようとね、なら桜はきっと…もう一度その相手と対面することになる…か」






 …・…・…






「へぇ、ここが…新しい町か」


 人一人が通れる程に開いた石の隙間を通ると、

 そこには巨大な建物が多く連なっていた。


「あのー、ここに立てられている建物って何ですか?」


 手当たり次第に町に住んでいた人に聞いて情報収集。


 基本的に並べて言われた言葉が



 田舎者、バカ、世間知らず、

 鼻で笑う(笑い)、いいところだよ…などなど



 いきなりこの町嫌いになったわ



「優くんファイト!」

「えぇと…私が聞いてみます」


 魔王から声援、それに続き桜は困った笑みを浮かべた後、

 手を上げて通りすがりの、さっきバカと罵倒してきたAさんを呼び止めた。


「あの…この町のことを知りたいのですが…」

「ん?…こりゃいけねぇ!何が知りたいんだ?兄さん何でも答えるよ!」


 何この態度差


「えっと、あの高く立っている塔がよく分からないのですが…」

「へえ!ねぇちゃんはあれに興味があるのかい!なんなら連れてってあげようか!」

「いえ…悪いですよ、そこまでしてもらうのは…」

謙遜けんそんだねぇ…でも大丈夫!兄さん優しいから心配しなくてもいいぜ!」


 お前の将来を心配にさせてやろうか


「…なあ魔王、ぶん殴っていいと思う?」

「…まあ、優くんだし?」

「何その俺イコール明らかバカにしている用語」


 納得がいかずにふてくされた俺に対し、

 魔王はニンマリと小馬鹿にした顔を見せると、


「見てなさい!暴力では何も解決しないってことを見せてあげるわ!」


 自信満々に声を張り上げ、

 小走りで桜と通りすがりAの元へ向かう。


 早速話声が聞こえた。


「ねえお兄さん!私も道案内して欲しいな!☆」


 とても声作りで可愛らしい笑顔を浮かべる。

 多分、魔王を知っている者ならば「うっざ☆」の一蹴だろう。


「ん?お譲ちゃん可愛いねぇ~」

「え?あ、そう?」

「うんうん、可愛いね」

「で、でしょぉ~?」


 もの凄いドヤ顔で此方を見てくる、

 もの凄いチラチラと見てくる。


「でね!道案内をして欲しいんだけど!」

「でも俺ガキは興味ないから」


 すぐに調子に乗った魔王が身を乗り出してここぞとばかりに攻めにでるが、通りすがりAは魔王の外見に不服を持ち、一言で一蹴。

 ピタリと、魔王が笑顔のまま固まった。

 ぎこちない動きで、頬を引きつらせながらも、何とか笑みを崩さずに口を動かしている。


「…で、でもぉ…お兄さん優しいからぁ~、案内してくれるよねぇ~?」


 顔は笑ってても

 声が全く笑えてない。


「ってか貧乳とか興味ないんだよね」


 通りすがりAの最後の一言を最後に、

 魔王は顔を下に向けると無言のまま此方に歩いてくる。


 下に埋め込まれたレンガを手に取ると、

 魔王はゆっくりと顔を上げた。

 

「へいアニキ、殺るなら手を貸しますぜ」

「暴力は何も解決しないんじゃなかったのか」

「暴力じゃない、正当防衛よ」

「お前正当防衛の意味分かってないだろ」


 と、殺意に芽生えた魔王を横目に、

 桜は情報収集を終えたのか戻ってきた。


「…何か分かったことはあったので?」

「はい、一通り聞いたところによれば、ここは石で作られた国だそうです!」

「うん、それは知ってる」



 ここは有る物の殆どが石で作られている。

 高く積み上げられ、町を囲うようにして作られたこの町は


 「石岩龍せきがんりゅう

 別名で『絶対領域ぜったいりょういき』と呼ばれている…ねえ?


 桜から説明書の紙を貰ったらしく、

 一通り目を通して一息つく。


 じゃああれは…監視塔的な奴か?


 円状に創られた建物が東西南北に一つづつ並び、中心にも一つ円状の建物が建てられていた。

 方角毎に立てられた円状の建造物は、この町の警備人らしき人物が数人立ち、辺りを見回している様子が見られる。


 …あれ、でも中心の建造物に人は多いのに、見張りは誰も居ないんだな?



 少し不振に思ったものの、

 特に深く追求はしなかった。



(しっかし…胡散うさんくせぇな…)



 なぜならもの凄く胡散うさんくさいからだ。



 良く見れば石で出来た様々な品が店として並んでいて、

 そして桜はその一つを手に持ち、目を輝かせている。

 

「でね、色々この国のお土産を勧められたの!どうですか優さん!」

「うん却下」

「…む~」


 すると、桜は欲しいのか頬を膨らませ、

 俺をジッと見つめてきた。


「ご、ごねても駄目…だ!」

「む~…」 


 シュンと残念そうな顔をすると、

 桜はその商品を店に返す。

 そこにいた店員は、さっき俺を鼻で笑った通りすがりE。


「君、可愛いからそれ上げる!」

「え!?あ、ありがとう御座います!!」



 何ここ?もうやだ。



「お兄さん!私にも何か頂戴!」


 魔王まで通りすがりEから何かごねろうとしている。

 リベンジなのか、さっきと同じ可愛い子アピールだ。


「ダメダメ、貧乳、興味無い、去れ」


 今度は最初から駄目出し。

 魔王はブツブツと呟きながらレンガを持ち上げる。


「…正当防衛正当防衛……」

「落ち着け魔王!!」


 しがみ付いて何とか制す。

 桜はご機嫌なのに魔王は超ご機嫌斜めだ。


(…しょうがない、何処かで一先ず飯にでもするか)


 適当に良さそうな店を探す。



 石鍋定食、石焼き釜



 …へぇ、石を焼いてその熱で鍋とかを温めて食うのか。

 他には何があるんだろう?



 石好き定食、石肉定食、石。



 石を食えと?



「魔王、とりあえずは飯を食うか」

「…ご飯?」

「もうすぐお昼ですし、丁度いいですね」

「んじゃあそこで」


 石鍋定食と書かれた、 

 一番まともそうな店に入る。

 

「結構中はしっかりとしていて綺麗なんだな」


 入ってみて驚く。

 意外にも内装は凝って創られていた。


「では、あちらの席でお待ち下さい」


 適当に食事を頼んだ後、

 店の店主と思われる人に誘導され、着席。


 レンガの全面が白で塗られ、いかにもシンプルだ。

 テーブルは石だったが、イスは意外にもフカフカしていた。


「素敵ですね」

「えへへ~、ふっかふっかだ~!」

「まあ、悪くは無いな」


 軽く辺りを見回す。

 ゆったりできる空間で作られていて、

 魔王に続いて体を大きく伸ばして見る。


「へぇ、こりゃいい、結構広いんだな」

「お待たせしました、石で焼いたグリルで御座います」


 食事が作られるのも早く、

 香ばしい臭いが漂ってくる。


「ぉお!おいしそう!」

「ふふ、魔王さんったら」

「…中々いけるなこれ!」


 出てきた食事に魔王は口いっぱいに頬張る。

 熱々な肉を頬張ったら焼けどになりかけないが無理も無い、

 見た目道理味も良い。


 …結構いいところじゃないか。


「そういえば優さん、ここっておいくらなのでしょう?」


 ふと、桜に言われ店主に見せられたメニュー欄を思い返す。

 言われてみれば、メニューを選ぶ際値段が書いていなかった。


 もしかしたら結構高いのかもしれん。


「金の心配なら無用だ、これでも結構持ってるから」


 勇者として活動していたのだ、

 もしもの時に備えていたから、持ち金には自信ある。


「そう?じゃあ私と桜ちゃんはこの町の見学でも行って来るね!」

「ん?ああ、別に構わないが、あんまし遠くに離れるなよ?見つけるのが大変になる」

「分かってるよ!ほらほら!桜ちゃん早く早く!」

「え?あ、ちょちょ…魔王さん待ってください!」

「今度こそ私の魅力を見せ付けてやるんだから!」

「本当の目的はそっちだろ?!」


 ドタドタと忙しなく魔王と桜は外を駆け出していく。


「ったく、…さて、俺も飯食い終わったし、会計して物のついでにでも見学してみるか」


 置かれた一枚のレシートを捲り、値段を確認する。


「一、十、百、千、万、…十万……うん?…120万$?」


 計算の間違いか?

 0を多く数えてしまったようだ。


「一、十、百、千、万……十万…120万…$…」


 財布を開ける。

 手持ちの額は87万$と6000ちょっと。



 た、足らねぇえええええええええええ!!!


 

 高すぎだろ?!え?一人40万?!4000の間違いじゃないの?!



「お客様、どうされましたか?」


 顔色が悪かったのか、

 不意に店主に声を掛けられる。


「い、いや…ちょっと具合が悪くて…」

「そうですか!そりゃ良かった!」


 …おい


「いやですね、ここの店で取り扱っている商品は少々他の店舗に比べお高くなっておりまして…金を払わず逃げようとする輩が後を絶たないのですよ」


 そういって、店主はチラリと二人が出て行った方角を見る。


「い、いや!食い逃げなんてしない!大丈夫!」

「それならありがたいですね!ではお会計なさいますか?」

「い、いや…まだそれはちょっと…」

「…ちなみにですが…もしお金が足らない、払えないとあれば…あ、もしもの話ですよ?お客様は大丈夫だと確信してますから!…ですが、もしも払えないというなら…」

「なら…?」

「私の鉄拳制裁の後、牢屋にぶち込みますからご安心ください」


 っぜんっぜん安心できねえ!


「さあ、会計済ませるんで早く払ってくれませんかね~?」


 店主は手をクイクイと動かし、

 明らかに初めから計画的犯行だ。

 店という立場を利用し、客を脅して金をぼったくっている。


 …っちぃ…ぶっ飛ばしたい所だが…騒ぎを起すのは避けたい。

 それに…勇者は一般市民に武力行使は禁じられている…。


 いや、俺今勇者じゃないんだっけ?

 いやでも一応は勇者ということで今も行動しているんだし…。


「ほらぁ、早く金出せや!こっちも暇じゃ…あ、いらっしゃいませ、今日はどのようなご予定で?」


 どうすればいいか腕を組んで首を捻っていると、店の中に新たな来客が訪れた。

 店主は表面だけの笑みを作ると、俺には気にも留めずにすかさずぼったくりな商品を客に勧める。


「お客様、当店では今回、此方が一番お安くなっております」


 そういって、また店主は営業スマイル。

 同じ手口で、一食40万$のぼったくり定食を勧めようとする、


「え、お、お客様?」


 だがその客は店主を無視して中に入ると、

 俺の前に立ち、銀色の髪をなびかせた女性は口を開いた。


「全く…貴方の恩人である私を、名前を聞いた途端に逃げ出して…しかもやっと見つけたと思ったら、今度はどんな状況ですかこれ?」

「白木…柚依…」


 白木相馬の妹である、白木柚依。

 相馬をぶちのめした為、少なからず柚依は俺に恨みを持っている…はずだ。

 なのに…心なしか、少しふてくされているように見えるのは気のせいだろうか?


「あぁん?あんた、この人のお知り合い?なら丁度良い、見てくださいよ、この人店で飯を食っといて金を払わないんですよ~、だがらこの人が払えなかった分、あんたも負担してな」


 そういって、店主は柚依にレシートを突きつける。

 柚依は店主からレシートを受け取ると、暫く紙を見つめた後、静かに口を開いた。


「…で?」

「っで…ってあんたなぁ~?意味が分からないのか?」


 呆れた様子の店主に向けて、

 柚依はその数倍呆れた様子で溜息を付く。


 それに、店主のコメカミにはくっきりとした青筋が浮んで見える。


「…あんた、舐めてんのか?」

「舐めてんのはそっちです、金額書いてないし、ここに並んでる商品、石好き定食という店の商品と全く同じじゃない」


 店主の怒りを他所に、

 柚依はもろともせず淡々と言葉をつづる。


 

 ……なんでだ…。



「値段も40万$って何これ、石好き定食は一食2000$ですよ?価格崩壊でもしてるんですか?この店だけが、それとも貴方の頭?」



 なんで一番まともだと思って選らんだのに、

 一番まともじゃないとこに入ってるんだ俺…。


 煽りあう二人を他所に、

 一人人生について苦悩し、思わず頭を抱える。


「…ごちゃごちゃ言わず、さっさと金出せば見逃してやったっていうのによぉ…、おい」


 痺れを切らしたのか、はたまた我慢の限界だったのか、

 顔を赤くした店主は、首を斜めに動かし何か合図を送った。

 すると辺りに座っていた客が一斉に立ち上がり始める。


「…こいつら…グルか…!」


 客だと思っていたのは、この店の回し者。

 何か合った時は、客に偽装した奴等が動く為だ。


「っおい!逃げるぞ!」

「っはぃ?何言ってるんです?」

「何って!やばいじゃん!」

「やばい…ですか」


 柚依は不思議そうに首を傾げると、襲い掛かろうと近づいてきた男を、一瞬で数発の打撃を与えて昏倒させた。


「おいおいおいおいおい!?何してるの?!」

「何って、正当防衛だけど」

「…や、やりやがったなこの野郎!!」


 よくあるセリフを吐き捨て、

 一人の男が動くと同時に一斉に襲い掛かって来る。


「何?なんで駄目なの?」

「だから!勇者は一般市民に武力行使は禁止されてるの!!」

「……おお」


 やっと意味を理解したのか、

 柚依は手の平にッポンと握りこぶしを打ちつけると、


「せいやぁああああああああああああああああああ!!!」

「「「ぎぃやあああああああああああああああああああ!?!」」


 柚依は見た目らしからぬ雄たけびを上げて、一閃。

 襲い掛る男の群れをなぎ払うようにして振られた剣は、遅れた斬撃となって、爽快な轟音を鳴らして襲い掛る集団を店事外に吹き飛ばした。


「………」


 瓦礫がガラガラと崩れ落ち、

 辺りには投げ出されて地面に倒れ付す男等の集団が見える。


「……話…聞いてた?」

「うん!」


 元気のいい返事で返された。


「…じゃあ、なんで武力行使を行ったの?」

「初めて知った!それも経った今!だから大丈夫!」

「大丈夫じゃねえぇえええ!!」


 こっち無傷。

 相手は多数負傷者&器物損害

 果たして、一体誰がこの状況を見て正当防衛だと取り繕ってくれるだろうか


 落ち着いた様子で現状を見つめ、柚依は楽しそうに指でブイを作り


「ビバ正当防衛!」

「正当防衛の意味、もう一度初めから勉強しろやぁあ!!」



 結局、騒ぎを起こしたくない願望は、

 しかし柚依の手によって大騒ぎへと発展した。


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