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境界の物語  作者: ∀・1
βストーリア
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魔物との戦争―――6

なんだかんだで、ガイオとの戦争が始まって3年経った。イアに言わせれば「俺達がいた国の成人の年齢」らしい二十歳になり、シンとレーヴァは結婚していた。

元々二人の結婚が18の時という話だったので、二年遅れてと言った形だ。

ただ、二人の間にはもう子供がいて両方とも...特にシンの方がその息子、レグを非常に可愛がっている。レーヴァもそんなシンを見て楽しそうにしており、僕としてはホッとするような...それでいて、少し羨ましくもある。


ライデオル帝国はさらに拡大し、今では旧ベルベッド共和国や旧ガルゴン王国辺りまでは人間の領地となっており(まあ勿論魔物は大量にいるのだけど)、その先にあるメイデン帝国や北にあるレギュロス山脈内の人間による国家としては少ない生き残りである山中国家ゲルググなどに向かって、漸次前進、後に街として使われる予定の要塞群を立てていく計画も始まっている。現在では人口も8万人程度の中堅国家程度になった。

また、【戦車】の技術を利用して、本来ではそれよりもレベルの低い<履帯着装型対魔軽戦車>なる、ヒバナ家やヴァルなどがもともと知っている「戦車」に近しいものが完成した。


此の「戦車」は実弾兵器か爆発物、そしてビーム兵器にレールガンのみとなっている。

軽戦車の方では、実弾兵器が18mm機関砲や対大型用の87mm2連装砲を搭載し、側部にはミサイルポッドを各8基搭載。465mmレールガンを二門搭載し、後方にはビームシールドと拡散粒子砲を搭載していると言う、ライデオル帝国技術部(元首とセイタとユウ)の技術の粋が詰まった作りになっている。

だが、<複脚式高機動重戦車>や<複脚式超高機動突撃戦車>はそれよりもさらに複雑な構造や兵器を持っている為、生産が難しく魔物との主力機ではなく飾りとしての一面が大きい。


が、同じものが量産されることに飽きたあの3人に良い...そして、不慮の事態の際に出撃すると言う、いわば「奥の手」にされた僕にしては運が悪い情報が舞い降りた。それは、海に古来からいる原生獣―――巨鯨艦型ウェーリオ襲鯱艦型オルキアなどの、動物名に艦が付いた恐ろしい生物たちが、プラントの存在に気付いたのか海の方面から攻撃を仕掛けてくるようになったのだ。

見てみると可愛いし撫でてみたいとは思うけど、それが襲い掛かってくれば倒すしかない。

そして―――開発にのみ頭を使うようになった3人にすれば、それは僥倖。早速、ライデオル海軍及び空軍が作成された。


海軍には、72㎝2連装砲や975mmレールガンなどの通常艦よりはるかに高い戦闘能力と60㎝もの魔晶鋼装甲を与えられた戦闘艦やそれを守るために作られた通常艦、機動力と爆雷を至上として原生獣を攻撃するための強襲艦に空軍と連携して攻撃する戦法を持ち、戦闘艦と同等の重要度を持つ航空戦艦が。

空軍には、地上で遠方の魔物を駆逐するために42mm重機関砲を二門搭載した航空殲滅艇や、原生獣を倒すために航空戦艦に搭載されて爆雷や対魔魚電磁攻撃を仕掛ける特攻艇などがいる。比較的空軍の方が危ないのだが、大量に従軍したいものがいる以上空へのあこがれは強いのだろう。

...僕としては、<飛行フレイ>を使えばいいと思うのだが。


空海両軍が完成したので、僕は今ワイバーンロードや火竜、水竜と言った上位竜、それに黒龍や紫龍などの亜龍の翼や、時にはその命を刈り取って大空を進んでいた。向かう先はレギュリア大陸北西にあるとされる、<バハムートの湖>だ。

以前無人監視艇を無造作に放った際、<バハムートの湖>と称される地域で一機の反応が消滅したのだ。

3度にわたって同じことを繰り返している今、その場に何か―――願う事ならガイオとエミリア―――がいるのは確実だ。

そのためこうやって向かっているのだけど...如何せん、亜龍が多くなってきた。それも、白竜と呼ばれる類の、黒龍よりもさらに強い龍種の王が。


白竜たちを討伐して剥ぎ取り(ティエルは弾かれて、アヴィリアはすんなりと刃が通った)、霧に包まれた道を進み―――そして辿り着いたのは、限りなく高い山。

もしかしたらこの天に続かんとする山に衝突して監視艇が破壊されたのだろうか。そう思いもしたが、一応と言うことで山に沿って<飛行フレイ>で飛ぶ。

しかし。ある一定の高さに上り詰めた瞬間、<飛行フレイ>が突如として切れ、僕は落下していった。



―――



「いつつ...。」

頭をさすると、その手は頭ではなく肩を撫でていた。

違和感に身体を見ると、純白の衣服と右手の後ろに生えた白銀の翼、そして肩にかかる長髪は銀髪へと変貌していた。...神体。

何故神体になったのかは分からないが、とにかく体を起こす。この状態になった時は飛ぶか詠唱をする時ぐらいなので実感していなかったが、身体が人としての肉体より軽い。この姿でずっといるのも悪くない様な気はするが、それはそれで驚かれそうだからやめておく。


辺りを見渡すと、或るのは花。それも手が入っており、美しく咲き誇っていた。しかし、そこにあるのは全てが今まで見た事の無いものだった。

巨鯨艦型:全長4350㎝、全高865cm。主兵装:42㎝水塊砲。

襲鯱型艦:全長865㎝、全高475㎝。主兵装:吶喊。


戦闘艦:全長3275cm、全高765㎝。

兵装:72㎝2連装砲8門、48㎝3連装砲8門、108mm機関砲48門、975mmレールガン4門、対艦高エネルギー粒子砲×2、拡散粒子砲×4、ビーム砲塔×42

通常艦:全長2450cm、全高645㎝。

兵装:46㎝3連装砲6門、87mm連装機関砲24門、465mmレールガン3門、ビーム砲塔×6、640㎏爆雷×8

強襲艦:全長745㎝、全高465㎝。

兵装:76mm機関砲6門、765㎏爆雷×8、840㎏対魔魚自走爆雷×6

航空戦艦:全高2450㎝、全高765㎝。

兵装:65㎝2連装砲4門、96mm機関砲6門、艦載機42機


高空殲滅艇:複葉機、全長465㎝、全高245㎝。

兵装:対魔42mm重機関砲二基

交換兵装:22mm機関砲四基

特攻艇:単葉機、全長540㎝(爆雷搭載時)、全高215㎝。

兵装:1275㎏対艦重爆雷一基

交換兵装:対魔魚電磁網×4

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