魔法使いと無限ラビリンスと歌の女神
オリンピア王国に突然現れた、無限ラビリンス、、魔力が強くて誰も入れない、、依頼を受けた拓実達、ウィザードの勇者が探索することに、、
魔法使いと無限ラビリンスと歌の女神(オリンピア王国)
魔法使いは憂鬱(54)
無限ラビリンスの謎
魔法の世界では、、帝国クラウド、、大国
カリバー、の次に大きな国オリンピア王国
オリンピア王国の王都では、今、、謎の無限ラビリンスの話題で持ちきりである、、王都は賑わっていたがやはり不安は隠しきれない、、人々は平静を装っているが、あちらこちらで、今に魔族がこの国を襲って来ると噂話が飛び交っている
王都の街角で2人の男がこの無限ラビリンスの事を話していた
「おい、、この間の大きな地震で現れた砂漠の森に現れた迷路の地下遺跡、知ってるか」
男は、魔法を使えない俺達には関係ないと思いながらも、知ってるとうなずいた
「ああ、、みんな、無限ラビリンスと呼んでいるみたいだな、」
「早速、王国ギルドの連中は興味を持ったみたいだよ、、お宝もあると言うぜ」
もう1人の男は、羨ましそうに目を輝かせた
「そうなんだ、、でも俺達じゃ、魔法が使えないし、入れないな」
男は残念そうに、していた
するともう1人の男も残念そうに、、、
「でも、もう王宮の魔法使い達が誰もはいれないように警戒しているみたいだよ」
「俺も中を覗いて見たいと思ったけど警備が厳しいし入口から嫌な魔力が溢れてとても俺達ではダメだったよ」
「お前、、魔法も使えないのによく行ったな、、、」
こんな風に、噂は絶えなかった
その頃オリンピア王国、王宮、、、
王宮では各大臣達が魔族から、国を守るための対策を話しあっていた
王宮の会議室、、、
防御大臣が大きな声で、、各大臣達に訴えていた、、、
「魔法大臣、戦力大臣、あの迷路の遺跡だが、かなりの魔力が漂って普通の魔法使いじゃ入ることさえ出来ないぞ」
「わかっているぞ、、じゃあどうするんだ」
対策大臣が悩んだ様に言った
「唯一の魔法導師様が入ったところ、入り口に頑丈な魔法の扉があって中には、入れないと魔法も効かないと言っていました」
「どうすればいいんだ、、、誰か良い方法を思いつかないか」
会議室に対策会議に参加するため、キリア王女が、入って来た、、、
各大臣は激しく、言い合っていた
「魔法大臣、、どうされましたか」
「例の地下に出来た穴の先の扉の件ですよ
もう王都の人々は地下遺跡や迷路のラビリンスなどと騒いでいますが」
キリア王女は心配そうに聞いた
「それが、どうしたのですか、、何か問題でも、、、」
「嫌な魔力が強いのと、扉が魔法を使っても開ける事も壊す事も出来ない、この国の魔法使いでは無理です、、嫌な魔力は中にとてつもない怪物がいて、今にこの国を襲ってくるのでは、、、しかし、我々の国の魔法使いではとても、対応出来ない」
キリア王女はひらめいた様に言った
「魔法大臣、この間の魔法大会の時に来ていたあのウィザード王国の勇者に依頼しては」
魔法大臣は、、困った顔でキリア王女に聞き返した、、、
「でも、ウィザード王国勇者とは面識がないので、、、」
「帝国クラウドとつながりがあると聞いています、、三賢者様に頼んではどうかしら、」
「キリア王女、、わかりました、、よし依頼しよう」
そんな事とは関係ない拓実達の世界では
拓実は窓から外の様子を見ていた、、昨日の天候とは変わり、日差しがまぶしい良い天気だ、、、
「いや、、昨日の金曜日は台風なのに仕事で大変だった、、多摩美が言ったように天候が操る魔法がこの世界でも使えたら、、あんな台風ぐらい消せるのに、、、、ああ~、何でウオーカに魔法はいらないと言ったんだろう」
この様に独り言を言っている拓実は実は魔法使いである、しかし自分達の世界では魔法は使えない、、、
ウオーカに「俺達の世界では魔法はいらない」そう言ってしまった
すると、ウオーカは魔法秘伝書に拓実は自分達の世界では魔法は使えないと記載した
ついでにカズトと多摩美も使えないと記載した、大きなお世話である
しかし拓実の彼女の美幸だけは記載されなかったため魔力さえあれば魔法は使える
美幸の魔法で異世界にある魔法の世界に行くと拓実達も魔法は使える
「ああ、本当に暑い夏は終わってくれ、、
あっ、そう言えば冷蔵庫に昨日買ったアイスがあったな、、、、」
拓実はキッチンに向かおうとした、その時拓実の魔導俱のリングが光った
拓実はまたかと思ったがリングに耳を傾けると、、、ミールの声が聞こえた
「拓実さん、、、起きていますか」
「ああ、起きてる、ミール何、、」
拓実は、向こうに行ってる時はこちらの時間は止まっているのに時間の流れは同じで向こうが朝ならこちらも朝なんだと思った
「ごめんなさいね、、また依頼なの」
「だろうね、、、今度は何、、」
「帝国クラウド経由だけど、この間行ったオリンピア王国よ」
拓実の顔が曇った、、、
「えっ、また魔法大会じゃないよね」
「違うわ、、迷路の遺跡の調査だって」
「オリンピア王国は、魔法の世界の大国だろう、自分の国の魔法使い達で調査出来ないの、、」
「魔力が強すぎて入ることさえ出来ないらしいわ」
拓実は不満そうに言った、、、
「浄化の魔法を使えばいいじゃないか」
「拓実さん、浄化の魔法は賢者クラスじゃないと使えないのよ、あなたと美幸さんは簡単に使うけど」
拓実には意味不明だった
「魔法のランクがさっぱりわからない」
「そうよね拓実さんと美幸さんはほとんどの魔法使えるもの」
「それで、来てもらえるの」
「ああ、わかった、すぐに行くよ」
「じゃあ、お願いね、、」
ミールは嬉しそうに話しを終えた
拓実は携帯をとると、すぐに美幸達に連絡をした、、、
しばらくして美幸達は拓実の部屋に来た
多摩美は腕をさすって、、、怒った声で拓実に、話しかけた
「もう、拓実、、あんたの部屋どうにかならないの、、まるで冷蔵庫じゃない」
美幸も心配そうに、、、
「んん~そうね、よく体壊さないわね」
「じゃあ少しだけ温度を上げるよ、ええと
24度、、と」
多摩美は怒って言った
「バカじゃないの、、27か28にしなさいよ、まったくもう、、」
つかさずカズトが、、、
「でも、外から来るとこのぐらいがちょうどいいのに」
拓実はカズトをにらむと、、、
「カズト、あんたは口出さないで」
「なんだよ、一言、言っただけじゃん」
「はいはい、、少しは涼しい魔法の世界にいくよ、、美幸、魔法をかけて」
美幸は目を閉じると魔法念じた、、、
「異世界転移魔法、、、」
拓実の部屋に白い霧のようなものが広がり
静電気の弾けるパチパチと音が響き、、
白い霧が渦巻くトンネルの中心を抜けると
ウィザード王国、王宮広間の空間が歪み
異空間から、拓実達が現れた
リリム、ウィザード王国に来た、、、
ミール達は広間の隅のテーブル席に座っていた、、拓実達を見ると、ミールはすぐに席を立って近付いて来た
「拓実さん、、、ごめんなさいね、、依頼ばかりで、、向こうの生活に支障はないの」
「ああ、大丈夫だよ、、帰るといつも来た時間のままなんだ、進んでいないんだ」
ミールはどうしてだか、わからなかった
「時間が進んでいないの、、そうなの不思議ね、こちらの世界は普通に、時間が進んでいるのに」
シンもマリンも近付くと、、、
「拓実さん、久しぶり」
「シン、修行はどうだった」
「ああ少しは、成果があったと思うよ」
「えっ、シンずるいぞ」
「しょうがないだろう、、カズトはこの世界にいないから」
カズトはぶつぶつ言っていた
マリンは多摩美の、前に立つと、、、
「タマミ、、オリンピア王国だって、この間は拓実のせいでちゃんと買い物出来なかったから、今度は拓実抜きで行くわよ、、」
拓実は俺は行きたくなかったのに無理やり
お前達が誘ったんだと思ったが何も言わなかった、、、
「そうよね、、私も急かされてあまり買い物出来なかったわよ」
多摩美はチラチラと拓実の顔を見ていた
広間の扉が開いて、ウオーカが、入って来た
ウオーカは拓実達に気ずくと、、、
「おお拓実、、来たな、、この間行ったばかりなのにまたオリンピア王国だ、、今回はゲート魔法で行けるだろう、、」
「そうだな、、、その分楽だな」
ウオーカはちらっと、美幸に目をやると
「美幸さん、、アイラ達は忙しそうだよ、、いまこの世界では何かと国の政策を話し合う時期だから」
ミールも困った顔をして、、、
「そうよね、、ウィザード王国も忙しい時期なのに依頼だなんて、王女様や王子様は政策の件で急がしいわ、、特に、魔族や魔物の防衛対策がどの国も、課題なのよ、特に防御力は大変よ、最近女の子の魔法使いが少なくなったのよ」
「シン、国政は大丈夫なのか」
シンはニコニコと笑うと、、、
「ああ、、サファイア王国は全てカイン兄さんが携わっている、俺は手伝うだけだ、、
それにもしもの時は、ウィザードに頼るから、俺がいるし、拓実がいれば大丈夫だから、、」
「シン、、俺もいるからな」
「ああ、、カズト、よろしくな」
ミールはマリンをチラチラと見ると
「そうよね、、政策に関わらない王女様もいるけどね」
「本当よ、、アリスったら、今すぐに行くからタクミに先に行かないでと言っていたわ、、国の政策は参加しないのかしら、、」
ミールは的はずれな事を言うマリンを呆れ顔で見て、、、
「マリン、あなたの事を言っているのよ」
マリンは、不服そうな顔をしていた
「えっ、、私なの、、だってお父様がマリンは自由にしていていいよって言ってたわ」
「まったくあの王様は、本当にマリンには、甘いんだから」
そんな話をしていたら、、、
王宮の空間が歪み異空間から、アリスが
現れたが、、アリスの後ろに恥ずかしそうな顔をしたリリムがいた
リリムに気がついたミールが、、、
「ああ、リリムちゃん、、いらしゃい、、」
「ごめんね、、リリムが行きたいと言うから、、」
「いいわよ、、オリンピア王国に一緒に行きましょう」
リリムはみんなの前であいさつをした
「皆さん、、、一生懸命頑張りますので、、ご指導よろしくお願いいたします、、」
「まあ、礼儀正しいわね」
ミールはやさしく微笑んだ
リリムの横にマリンは近付くと、、、
「リリム、、マリンとシンも帝都クラウドの魔法学院の卒業生なんだよ、、よろしくね」
「皆さんの活躍はお姉様から聞いています、、、素晴らしいと思います」
マリンは驚いた、、、
「まあ、、アリスとは全然違うわね」
「本当に、出来た子だよ」
「多摩美、お前はどこかのおばちゃんか」
すると美幸が、リリムに近づきリリムの手を握ると、、
「リリム、、アリスにも言ったけど今度、
私が魔法を教えるわね」
「えっ、、本当ですか、、でも美幸お姉様は聖女ですよね、聖女様が使う聖なる魔法を、この、私が使えるかしら、、」
リリムは不安な顔をした、、、それを見ていた美幸はニコニコと微笑んで、、
「リリム、今度逢うまでに、聖女の魔導俱を造っておくわ、、聖女の魔導俱があれば、魔力量によっては、発動するわ、、やってみる、、、」
「はい、、お願いします、、、」
リリムは深々と頭を下げた、、、アリスはリリムの肩をポンと叩くと、、、
「リリム、良かったね、、、羨ましいわ、、美幸お姉様に直接指導してもらうなんて」
話が長引くと、、、ウオーカが、、
「みんなもういいかな、、さてと、拓実、、そろそろオリンピア王国に行くか、、」
拓実はみんなから少し離れると、目を閉じ、魔法念じた
「、、、じゃあ神聖のゲート魔法、、」
ウィザード王国王宮広間にきれいなゲートが現れた、、、
初めてゲートを見たリリムは、、、
「アリスお姉様、、これは、何なの」
「リリムは初めてね、、ゲート魔法よ、1回行った所は何人でも一瞬でいけるのよ、、瞬間移動より魔力は使わないわ、まあ、拓実は瞬間移動でも、魔力は減らないそうよ」
リリムはますます尊敬の目で拓実を見た
拓実は遠くの方にリリムと話をしていた、アリスに声をかけた
「アリス、、ゲートが消えるぞ、、早く入ってくれ、、、」
拓実達が全員ゲートに入るとしばらくしてゲートは消えた
オリンピア王国、魔法大会の会場前にある
エリスの像の前のゲートから拓実達は現れた
近くにいた魔法騎士が警戒して近付いてきた
魔法騎士は疑うように、ウオーカ達ジロジロと見て話しかけた、、、、
「おい、、お前達は何者だ、、、通行証はあるのか、、、」
「ああ、騎士さま、、怪しい者ではありません、、ワシ達はウィザード王国の者です
帝国クラウドからの依頼で来ました」
「帝国クラウド、、、ウィザード王国、、」
魔法騎士しばらく考えて、はっとして、気ずいた、魔法騎士はまずいと思い何度も頭を下げた、、
「えっ、じゃあウィザード王国の勇者様ですか、、失礼しました、聞いています、では、王宮までご案内いたします」
魔法騎士は低姿勢で、案内した、
賑やかな王都を抜けると、王宮が見えて、、王宮の入り口から別の魔法騎士が王の間まで拓実達を案内した
無限ラビリンスの調査開始
王宮の長い通路を進むと拓実達はオリンピア王国王宮、王の間に着いた、、、そこには王様、大臣、魔法騎士、たくさんの人達が拓実達を迎えた
拓実達を見た、王様達は、立ち上がると、少し緊張な面持ちで深々とあいさつをした
「はじめまして、ウィザード王国の勇者様、この度はありがとうございます、、、依頼を受けていただいて、、」
ウオーカは、王様の前に膝まずき、、
「、王様、ウィザードのウオーカと言います、こちらこそ依頼いただいて、ありがとうございます、ちゃんと調査をしますぞ、」
王様は、周りを気にして、誰かを探していた
「ウオーカ殿、、かしこまらないでくれ、、依頼をしたのはオリンピア王国だから、、、早速で悪いが、他の者に依頼内容を別の部屋で説明させていただきますぞ」
王様はまた、周りを見回して女性の名前を呼んだ、、、
「おうーい、、キリア、、キリアはいないか、、」
「はい、王様、、」
部屋の隅の方からキリア王女が、現れ王様の元に近付くと一礼をした、、、
キリア王女はウオーカ達に深々とあいさつをした
「キリア、ウィザード王国の勇者様に今回の依頼の内容を説明してくれ」
キリア王女は、拓実達の方を向くと、、
「では、ウィザード王国の勇者様こちらでお願いいたします、、」
キリア王女の後に拓実達は付いて行った
オリンピア王国、王宮の王の間を出ると、、
長い通路を案内されて、大きな部屋に着いた
「この部屋でおくつろぎ下さい、、お飲み物を用意しましたら、依頼内容を説明いたします」
しばらくすると、お付きの者が、席に着いた拓実達の前に飲み物を用意した
ウオーカはさっそく、ニコッと笑うとキリア王女に話しかけた、、、、
「キリア王女、、この間の魔法大会で見ましたぞ、、とってもきれいなお方だと思っていましたが、、近くで見ると更にお美しい、、こんな美しい方は見たことがありません」
キリア王女は、少し頬を赤くして照れ笑いをした
「まあ、お世辞が上手なんですね」
「いや、、お世辞じゃありませんぞ」
「まあ、、、、ありがとうございます」
ミールはじっとウオーカの顔を見ると、、、心底、怒っていた、、それを察知した拓実が
すぐに話しかけた
「ミール、、顔がひきつっているよ、、ただの社交辞令だから、、いつもの、、」
ミールは冷ややかな顔をして
「拓実さん、1回試してみたい魔法があるのよ、、余計なおしゃべりをしなくなる魔法」
拓実は困ってしまって、、、苦笑いをした
「、、、、ミール、ダメだよ、そんな訳がわからない魔法は、、どんな副作用があるかわからないよ、、、」
ミールは真剣に話す拓実に笑いかけ、、、
「嘘よ、、そんな魔法はないわ、、、ごめんなさい、、勢いで言ったの」
「、、、そうなの、、、」
拓実は、そっと胸を撫で下ろした
そんな事を知らない、ウオーカは、キリア王女に本題の話しを聞いた
「さてと、、キリア王女、調査とは聞いていますがどんな依頼内容ですかな」
一呼吸置いて、、キリア王女はみんなの方を見て話し始めた、、、
「1週間前の地震でこの国の南の砂漠の森に
地下に続く穴が発見され、その穴の先に大きな扉があります、中はわかりませんがたぶん遺跡の入口だと、、、、オリンピア王国の人々はもう無限ラビリンスと呼んでいます」
「その無限ラビリンスを調査すればいいのですか」
「ええ、そうなんですが、、凄い魔力でこの国の魔法使いは浄化の魔法は使えないわ
魔力にたえられるこの国の最高魔法使いの
魔法導師様が地下の入り口に行きましたが
入り口の扉が強い魔法で封印されて、いたので調査は出来ませんでした」
ウオーカは不思議そうに、、、
「それだけの魔法使いなら、瞬間移動魔法で中に入るとか、攻撃魔法で扉を破壊するとか出来なかったのですか」
「やってみたそうですが、魔法は全然効かないと言っていました」
「んん、、その扉厄介ですな、強固な封印の魔法でもかけられているのか、何か開くためのヒントはないのですか」
キリア王女はある事を思い出し、、
「扉の横にある台座に刻印された文字、女神の歌声と刻んであったそうです、、、何の事を言っているのかわかりません、」
マリンは多摩美に、、、
「ねえ、、タマミ、そんな魔法が全然効かないと言うなら、私達も大丈夫なの」
「ん~、拓実だったら壊せるよ、、たぶん」
多摩美は、拓実を指差した、、、
「そうね、、タクミは化け物だから」
そう言うとマリンと多摩美はクスクスと笑った、、、
「キリア王女、、調査は別として、1回その無限ラビリンスの入り口の扉だけでも見ておきたいですな」
「じゃあ、私はたぶん、中に入れないので入り口に続く穴まで、案内します」
ラビリンスの入り口扉の謎
ウオーカは、オリンピア王国の地図をテーブルに広げると、、、
「キリア王女、じゃあこの地図で、無限ラビリンスの入り口があるのはどこですかな」
キリア王女は地図で砂漠の森の方を見ると、、、無限ラビリンスの入り口の穴の場所を指差した、、、
「ええと、、砂漠の森は、、、あっ、ここです、この辺りに地下に続く穴があります
では、私は馬車を用意します、、馬車を操作する者は場所は知っていますよ」
ウオーカは手を横に振ると、、、
「キリア王女、人数制限して拓実の魔法で移動しますから馬車はいらないぞ」
「ああ、大会の時に、各国の代表を助けだして、更に優勝した方ですね、、瞬間移動で数人移動が出来るの、本当に凄い方だわ」
「じゃあ、ワシと拓実、キリア王女、ミールこれで行こう、、、シン、何も無いと思うがみんなを頼むぞ、、、」
「ああ、ウオーカさん、わかったよ」
「拓実、魔法をよろしく頼むぞ」
「じゃ、キリア王女、ミール、俺の周りに来て、、、、、神聖の瞬間移動魔法、、、」
拓実は目を閉じると魔法を念じた
拓実達の前の空間が歪み異空間に拓実達は
消えた、、、
オリンピア王国南の砂漠の森、、、砂漠の中とは思えないほど、木々が青々として砂漠が見えないくらいだ
その砂漠の森の異空間から、拓実達は現れた
急に現れた拓実達に見張りの魔法使いは緊張したがキリア王女に気ずくと安心して
近付いてきて、キリア王女の前で膝まずいた、、、
「、王女様、ご苦労様です、」
「ご苦労様です、、、少し中の様子をウィザードの勇者様が見たいと言ったので」
「気をつけて下さい、、今のところ変化はありませんが、、、」
ウオーカは入り口の前に立つと、、、
「キリア王女、、これが無限ラビリンスの入り口に続く穴ですか、、大きな穴だ、、
もうこの時点で凄い魔力だ、、普通の人じゃ穴の中にも入れないだろう」
キリア王女心配そうに、、、
「ウオーカさん、大丈夫ですか」
「ああ、ワシは大丈夫だ、、ミール、お前はここでキリア王女を守ってくれ、、入り口まではワシと拓実で行く」
「気をつけてね、拓実さん、あとお父様も」
「なんじゃ、ワシはおまけか、、、、拓実、行くぞ」
ウオーカと拓実は穴の中に入って行った
ほんの少し歩くだけで、ますます魔力が強くなった
「いや、、凄い魔力だ、、、何だ、拓実
お前は何ともないのか」
「何が、、、何も感じないけど、、」
「、、、そうか、お前の魔力の方が強いからな」
「ウオーカ、、俺はいいけど、魔力がきついならシールドの魔法をかけようか」
「いや、、このくらい我慢できる」
「ウオーカ、、薄暗いけど、光の魔法をかけるか、、」
「どうせ、、入り口の扉までだ、、いらないぞ、、、まだ少し外の明かりが差し込んでいるからな」
「ウオーカ、、」
「しつこいぞ、拓実、、」
「もう、着いたけど」
「あっ、もう着いたのか、、、以外と浅いな」
拓実達の前には、キリア王女が言っていた、大きな頑丈な扉があった、、
拓実は、何か魔法をかけたあと、扉をトントンと叩いた、、
「やっぱり魔法は効かない、1割の魔力だからな、、、本当に頑丈な扉だ、、あっ、、、台座だ、、、どれ、やっぱり女神の歌声としか刻んでいないな、、何の事かさっぱりわからない」
「拓実、、何か魔法はかけたのか、、」
「ああ、、ウオーカ、普通の扉じゃないよ、普通の瞬間移動魔法は効かない」
「お前の魔法でも無理なのか、、、」
拓実は扉にかかっている気を読み取ると一呼吸置いて話した、、、
「ウオーカ、これは、魔法じゃないよ、、、この、気は神様と同じ神力だよ」
「魔法は効かないというわけか、、じゃあこの台座の言葉の意味がわからないと扉は開かないと言うことか」
「そうだな、、、」
「一回帰ってみんなで話し合おうか」
拓実達はミールの元に戻った
キリア王女は待ちきれず、ウオーカに近付くと、、、
「ウオーカさん、どうでしたか」
「ああ、キリア王女の言ったとおりだ、、魔法は効かない、、拓実が言うにはあれは魔法じゃない神力だそうだ」
キリア王女は残念そうに、していた
「えっ、神様か女神様が掛けた力なのですか、、それじゃ、無理ですね、」
「いや、そうでもないぞ、、この拓実と美幸さんは神様や女神様を召喚出来るぞ、、、
ただし、あの台座の文字、女神の歌声と言うのがわからない、、王宮に戻って、みんなで話し合おうと思う」
キリア王女は頭を下げた
「すみません、私達じゃ、全然わからないわ、、お願いします」
拓実の魔法で王宮に戻った、、
女神の歌声とは何だ、、、
オリンピア王国、王宮広間、、、
会議室内のテーブルで全員集まり話し合いを始めた、、キリア王女も話し合いに参加した、、、
まずはウオーカが今見てきた事を話し始めた
「例の無限ラビリンスの事で話がある」
「すみません、私も参加させてもらいました、、、よろしくお願いいたします」
「あっ、キリア、良いよ」
「マリン、キリア王女でしょう」
「いいんだよ、もう、お友達だもの」
キリア王女はニコニコと笑っていた
「ミール、だって誰も、マリン王女なんて呼ばないよ、、、クララだってアイラやミュ-だって王女なのに、、王女様なんて呼ばないじゃない、アリスも、、、」
「はあ~もう、あなたは、、、何でみんなと一緒にするの」
「ミールさん、、私もその方がいいわ、、、だって本当にお友達になりたいから」
マリンは、キリア王女を見てニコッと笑った
「さてと、、無限ラビリンス、入り口の扉の台座の刻印だが、女神の歌声としか書いていない、誰かわかるか」
「師匠、、拓実さんの魔法でどうにか出来ないの、、破壊するとか」
シンや、カズトは拓実の魔法なら大丈夫だと思った、、、
「ウオーカさん、カズトの言うとおり、、、拓実さんならそんな扉破壊するぐらい簡単じゃないの」
ウオーカはさっきそれは試したと話した
「いや、、ダメじゃ、、どうもその扉には神様がかけた神力で封印してるみたいだ、、、やはり女神の歌声と言うのを解かないと扉は開かないだろう」
「拓実さんの魔法でもダメなのか」
「カズト、全力魔力の魔法なら壊せるよ、
まあ、この世界も消滅するけど」
「拓実さん、その冗談は笑えないよ」
全員で考えたが、、、
女の子たちも良い案は浮かばなかった
「そんなヒントじゃ、マリンはわからないわ、、アリスはどう、、」
「う~ん、、、わからないわ、、そのまんまじゃないの」
突然、多摩美が大きな声で、、、
「そうよアリス、そのまんまよ、だったら、女神様に聞いたら良いじゃない」
「あっ、タマミ、頭がいいわ」
「そうね、、本当に、たまには、おばさんはまともな事を言うわね、、」
ヒエンは、さらりと皮肉を言った
多摩美は平常心を装うと、、、
「ヒエン、、お前のポンコツ頭じゃ無理だろうね、、、」
「誰でも、気がつくわよ、バカねおばさん」
「お前は、さっきから、この絶世の美女の私をおばさんって何回言うの、この口が悪口言うのか」
「タバビ、、ごべんなざい、、やべで」
多摩美はヒエンのほっぺたをつねった
「もう、あなた達、真面目に話をしてね」
「あの~、いいですか」
「なあに、リリム、、何か思いついたの」
「ここに来るときゲートの近くに女神様の像があったわ、、関係ないかしら」
ミールは、オリンピアの魔法大会の会場前のエリスの像の事だと気がついた
「あっ、、美幸、エリスよ、、エリスだったら何か知ってるんじゃないの」
「えっ美幸お姉様、あの像の女神様知っているのですか、、」
するとアリスがリリムに教えるように
「リリム、美幸お姉様はエリスも召喚出来るのよ」
「凄い、、、本当に凄い、、美幸お姉様
尊敬します、、」
「もう、リリム、私はたいした事はないわよ、、リリムもウンディーネを召喚したじゃない、その内、女神様も召喚出来るわ」
リリムはますます尊敬の目で美幸を見て
「美幸お姉様、、本当に私に魔法の指導をお願いします」
リリムはペコリと頭を下げた
「いいわよ、、早めに聖女の魔導俱を造らないといけないわね」
「じゃあ明日、朝早くに、あの無限ラビリンスの扉を開けるぞ」
「ウオーカさん、よろしくお願いいたします、、、あの、皆さんの部屋は用意しましたので、お食事の後、お休み下さい」
王宮、広間には、、凄い料理が用意されていた、、、
ヒエンは、ウロウロと料理を見ていた
「やった、、美味しそうな料理がいっぱいだ、、どれから食べようかな」
「ヒエン、、行儀が悪いわよ」
「やあ~い、怒られた、、おバカなヒエン」
「ふん、、タマミはいつも怒られているじゃない、、、」
「、、、、」
「あの~、美幸お姉様の横に座っていいですか、、、」
「いいわよ、リリム、、おいで」
「はーい、、、」
「えっ、リリム、ここにお姉ちゃんがいるのに、、、まあいいか、、美幸お姉様、私も隣に座るわ」
「じゃあ、アリスもどうぞ、、、」
こうして、楽しい食事は終わったがウオーカは何か物足りなかった
「お、、お、、お酒はないのか」
オリンピア王国、王都、探索
マリンはミールに遠回しに話した
「ミール、、まだ8時よ、お子さまじゃないのよ、こんなに早く寝れないよ、王都でお買い物に行っていい、シンとカズトを連れて行くから」
それを聞いていたウオーカは、、、
「おお、ワシも行くぞ、、」
「えっ、叔父様まで、、」
「マリン、お父様を連れて行くならいいわよ、、、ただし、1時間ぐらいで帰って来るのよ、、、」
「よし、タマミ、1時間しかないわ急ぐわよ、、ほら、シンとカズトも、、」
マリン達はあわてて王都に向かった
残った人達は用意された部屋で休む事にした
オリンピア王国王都、、王都は賑わっていた
マリンと多摩美は、魔石のアクセサリーのお店の前にいた、、、
「ねえ、タマミお店いっぱいあるわよ」
「わあ、、これ、かわいい」
するとウオーカはマリンに話しかけた、、
「おい、マリン、カズトとシンを借りるぞ」
「叔父様、、お酒を飲みに行くの、さっきの食事で、お酒がなかったから、そうだと思ったわ、、カズトはいいけど、シンはダメよ
荷物持ちがいなくなるから」
カズトは、シンに向かってすまなそうに手を合わせた
「じゃあ、シン、そう言う事で、、悪いな」
「はあ~、、何で、、、、カズト汚いぞ」
ウオーカとカズトはすぐに酒場の方に消えて行った
マリンは多摩美の手を引くと、、、
「さあ、タマミ急ぐよ、、」
しばらくして、、、約束の時間が近付いた
「マリン、もう、帰らないと約束の時間だよ、、、」
「じゃあ、叔父様とカズトを探さないと」
すぐ近くの酒場の中にウオーカとカズトはいた、、、ウオーカはかなり赤い顔をしていた
マリンは2人の座っている、テーブルに行くと、、、ウオーカ達の声をかけた
「叔父様、、時間よ帰るわよ」
「なんじゃ、、まだ早いぞ、、これからいいとこなのに、、おーい、お姉ちゃん、お酒、もう一杯、、、」
「叔父様、ミールに怒られるわよ」
「大丈夫だ、まだ1時間たっていないぞ」
マリンは、ダメだと思った
「ダメだ、、置いていこう、、カズトよろしくね、、、」
「え~、、俺も帰るよ、、」
ウオーカはカズトの服をつかむと
「カズト、まだ、30分しか飲んでいないぞ」
マリン達は、帰って行った
「じゃあね、、カズト、叔父様をよろしくね、、、」
「もう、間に合わないから、瞬間移動魔法で帰るよ、、」
シンの前の空間が歪み異空間にシン達は消えた、、、
オリンピア王国王宮の前、、、
シン達は異空間から、現れた
そこには、ミールが立っていた、、、
「あら、マリン、時間よく守れたわね」
「マリンは約束をちゃんと守る子よ」
「あたりまえでしょう、子どもじゃあるまいし、、、」
マリンは、ウオーカの事を思い出して
「あら、、守らない大人もいるのよ」
「わかっているわ、、やっぱりね、どうせ
王都でお酒を飲んでいるんでしょう」
「ピンポン、、、当たりよ、、」
「さあ、、あなた達も、もう寝なさい」
それから3時間後、、、
ウオーカとカズトは王宮に向かって歩いていた、、、
「師匠、、もうとっくに時間過ぎていますよ、、ミールさん怒っているだろうな」
「えっ、ワシはちゃんと時間守ったぞ」
「師匠、もう、3時間以上たっていますよ」
「まだ、明るいじゃないか」
オリンピア王国の街灯は明るかった
「オリンピア王国は大国だから、街灯の明かりですよ、もうそろそろ、王宮の入り口ですよ、、、あっ、、あれはミールさんか、、まずいぞ、まだ起きていたのか」
そこには、ミールが怒った顔をして立っていた、、、
「あら、、お父様とカズトさん、お早いお帰りで、、今、何時ですかね、、」
「ミール、まだ、9時ぐらいだろう」
「もう、12時ですけど、、お父様、、」
「えっ、、おかしいなワシの感覚だと1時間ぐらい飲んだつもりだぞ」
ウオーカは大声で話した、、、
「もう、迷惑だから、早く寝てください」
ウオーカとカズトは千鳥足で、王宮の寝室に向かった
全員就寝、、、
次の日の朝、、、
拓実達は大広間で朝食を頂いていた、、、
朝食中の拓実達の元に、キリア王女が、現れた、、、
「皆さま、おはようございます」
「あっ、キリア王女、おはようございます
昨日はすみません、遅くに、騒がしくて」
「ミールさん、すみません、、私、、お酒を出すのを忘れて、、この国は宗教で飲めない人もいるので、、、」
キリア王女はすまなさそうに、話した
「いいのよ、1日ぐらい飲まなくても」
その時ウオーカとカズトが起きて来た
「あっ、キリア王女、、今日もお美しいですね、、、いや~、朝から美人さんを見ると元気が出るね、、」
「ねえ、ミール、、叔父様、まだ酔っているの、、、」
「さあ、、酔っても素面でも変わらない人だから、、、」
ウオーカの後ろを歩いていた、カズトの顔色は、悪かった、
「カズト、、顔色悪いぞ、、大丈夫か」
「シン、大丈夫じゃない、4時間ずっと飲んでいたんだ」
「ウオーカさん、見てみろよ、全然平気だぞ、、、」
「化け物みたいだよ、、、」
顔色の悪いカズトを見て美幸は回復の魔法をかけてあげた、、
「あっ、、、治った、、ありがとう、美幸さん、、本当に魔法は凄いな、、、」
「良かったわね、、治って、、」
美幸はニコニコと笑っていた
無限ラビリンスに入るために、扉の封印を解かないと入れない、果たして女神の歌声とは、、ラビリンスの中に拓実達は入って探索が出来るのか、、ラビリンスにはどんな怪物がいるのか




