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魔法使いは憂鬱  作者: 広戸ハジメ
86/89

魔法使いと剣士の国と女の神様

拓実達は、日本と少し似た魔法の世界のヤマタイ王国から依頼を受け、、いざ魔法の世界へ

魔法使いと剣士の国と女の神様(ヤマタイ王国)



魔法使いは憂鬱(53)




剣士の国と女の神様



魔法の世界は、、いつも、何か問題が起こる、、、、このヤマタイ王国も同じだ、、


うっすらと、夜霧が漂う、ヤマタイ王国、、魔法の世界は、拓実達の世界とは違って、、色んな異変が起こるのだ、、、、



、、さてと、拓実達と同じ様な見た目の人々が暮らす国ヤマタイ王国、、、

サンズ王国やエドガー王国も、みな、日本人と同じ見た目の人たちが暮らす国だ、、

アマテラスとか、スサノウとか、、クシナダとか、祭っている神様も、、日本神話と同じ名前の神様だ、、、この魔法の世界は、拓実達の世界とは、違って、魔族もいるし、悪魔族、魔物、怪物、もいるが、神様や女神様もいる人々からしたら、身近な者ではないが、、見た者もいる、、、



深夜、近くの王都、、、


王都の灯りも街灯だけになった頃、酔っ払った2人の男が路地を歩いていた、

「いや~今日はずいぶん飲んだな、、」

「お前は怒られないのか奥さんに、、俺は

1人者だからいいけど」

「いいさ、、これくらい、、男だ、、たまには飲みたい日もある」


しばらく歩くと、、思い出した様に1人の男が、、、

「そういえば、、お前知ってるか、東の森の迷路の洞窟、、あのどこまで続いているかわからない洞窟この国の剣士達が魔物退治してるけど怪我人も大勢出たそうだぞ、」

「本当か、、あんなに、大勢いるのに」


男は首をかしげると、、、

「この国の剣士は強いはずだ、、魔法剣士もいるだろう、、、」


男は、神様を祭ってある祠を指差し

「それでもかなわない、、この国が祭っている、神様はどうして退治してくれないんだ」


もう1人の男は、ポカンとして、、、、

「お前、、神様が本当にいると思っているのか、、子供じゃあるまいし」

この国もサンズ王国やエドガー王国と同じように1人の神様を祭っているみたいだ


男は訂正するように、、、

「冗談だよ、、ただそうなれば良いと思ったんだ」

「真夜中に、洞窟の魔物が王都に現れたと言う噂もあるぞ」


その時、、人では無いものの気配が、、

「おい、、あそこ、、あれは何だ、、

あんな大きな人はいないぞ」

「おい、魔物じゃないのか、、逃げるぞ」

男達は、一目散に反対方向に走って逃げた


次の日の朝、、、

ヤマタイ王国、王宮、、、


王宮内の会議室では、大臣達の話し合いが

行われていた、、、そこにあわてた魔法剣士が現れた、、、

「魔法剣士大臣、コジロウ様」

「なんだ、朝早くに、」

「また、東の森の無限洞窟の件ですが」

「またか、、、申せ、、」


魔法剣士は昨晩の事を話した、、、

「昨日、夜中にまた王都に魔物が現れたみたいです」


剣士大臣コジロウは顔をしかめた

「またか、これで5回目だぞ、、見廻りの魔法剣士達はどうした」

「怪我でもう動ける者は10名しかいません、、普通の剣士も少なくなっていますこのままだと全滅ですよ」


剣士大臣コジロウは他の大臣達に向かって、声をかけた

「そうだな、今、魔物が現れたら、この国を守る者がいないぞ、、しかたがない帝国クラウドに依頼しよう」

「そうですな、、それがいい」




そんな事とは関係ない拓実達の世界では


拓実はソファーに腰かけて、この間、図書館で見た、、日本の神様の文献の事を思い出した、、、

「この間見た、日本神話の神様の本、、、

魔法の世界でも、結構似ていたな、、あれからずいぶん読んだけど、、、アマテラスには妹がいたんだ、、神様の姉妹って、、なんか不思議だな」

拓実はソファーに寝転がると、、、少し眠くなった、、、


さて、神様なんて、変な独り言を言っている拓実は実は魔法使いである、しかし自分達の世界では魔法は使えない、、


ウオーカに「俺達の世界では魔法はいらない」そう言ってしまった

すると、ウオーカは拓実は自分達の世界では魔法は使えないと記載した

ついでに、カズトと多摩美も使えないと記載した、、、大きなお世話である


しかし、拓実の彼女の美幸は記載されなかったため、魔力さえあれば魔法は使える

美幸の魔法で、異世界にある魔法の世界に行くと拓実達も魔法は使える


拓実は、、はっと、思い出す様に、目を開いた、、、

「確か、、アマテラスを妹ってツクヨミって名前だったな、、やっぱり魔法の世界にもいるのかな」

まだ、、神様の事を考えていた、拓実だった


その時拓実の魔導俱のリングが光った

リングから、女性の声が、、、


「拓実さん、、、きこえますか」


拓実は、ベッドの上の、リングを手にはめると、、、リングに向かって話した

「ああ、ミール、、また依頼なの」


ミールは一呼吸置くと、、、

「ごめんなさいね、、そうなのよ、、、

また帝国クラウドが、行けなくて、ウィザード王国に依頼が来たのよそれも、、この間行った、エドガー王国の隣の国ヤマタイ王国よ」


拓実は思い出すように答えた

「確か、アマテラスがいたサンズ王国も近いと言っていたな」

「似てるのよ、その3国は、、容姿も拓実さん達にそっくりよ、、、」

「やっぱりそうなんだ、、、わかったよ、、すぐに行くよ」



1時間もしないで美幸達は来た


多摩美着くなり、拓実に近寄ると、、、

「拓実、、また田舎みたいな国でしょうヤマタイ王国だなんて、、この間帝国クラウドでも買い物が出来なかったのよ、、、金貨が

余ってしょうがないわ」


カズトは、、つまらなそうな顔をして

「ああ~、、またクララ達は来れないって、もうここのところ毎回だよ」

「何、言っているの、毎日クララとおしゃべりしてるでしょう」


美幸は、ぽつんとソファーに座っていた、、、拓実はそんな、美幸を見ると、、、

「美幸は、疲れていないか、、、」

「うんん、疲れていないわ、、アイラ達が来れなくても、みんなと一緒だと楽しいわ」


「美幸、、じゃあ、魔法を、、、、毎回お願いしてごめん、、俺が魔法使えたなら、、」


つかさず多摩美は、口を挟んだ

「そうだ、反省しろ、、拓実のせいで私達も使えないんだよ、、、」

「、、、、まだ言っているよ、、、」


美幸はニコニコと笑って、、、

「じゃあ、魔法を掛けるわね、、、異世界転移魔法、、、」

美幸は目を閉じると魔法を念じた




拓実の部屋に白い霧のようなものが広がり

静電気のパチパチと弾ける音が響き、、、

白い渦のトンネルを抜けると


ウィザード王国、王宮広間の空間が歪み

異空間から、拓実達は現れた





ヤマタイ王国へ





ウィザード王国、王宮広間の隅のソファーに腰かけていた、ミールは拓実達に近付いて来た、、、

「ごめんなさいね、、帰ったばかりなのに」

ヒエンもミールの後ろから、、、

「ご主人たま、、また田舎みたいな国だって、、、田舎って何、、」

すると、ミールは優しく教えた

「ヒエン、、ヤマタイ王国は小さな、農作物が盛んな国よ、、帝国クラウドと反対だわ」

ヒエンは納得した?、、様な顔をした、

「えっ、食べ物じゃないんだ」


マリンはゆっくりと近付いて、、、

「タマミ、最近全然お買い物が出来ないわ」

「マリン、シンは、、」

「ずっと、サファイア王国で魔法の修行よ、

最近あまり活躍していないから、、ほんとに真面目なんだから」


多摩美はニヤニヤと笑いながら、、、

「えっ、、マリン、本当は離婚の危機なんじゃ、、、」

「タマミ、、嫌なこと言うわね、、まだ婚約中よ、、結婚もしていないのに」



その時ウィザード王国王宮広間の空間が歪み異空間から、アリスが現れた


アリスはニコッと笑って拓実達に近付いた

「アリス、疲れないか、、毎回来なくてもいいんだぞ」

「疲れてなんかいないし、、来たくて来ているの」


拓実はアリスにリリムの事を聞いた、、、

「アリス、、リリムはもう国に戻ったのか、、、」

「うん、、今、お婆様の元で魔法の修行をしているわ、、、美幸お姉様みたいな凄い魔法使いになるそうよ」


それを聞いた美幸は、、、

「あら、、じゃあ今度、私が魔法を教えてあげるわ、、、」

「だめよ、、美幸お姉様みたいな聖女の魔法は簡単には出来ないのよ、、」


美幸は一呼吸置くと、魔導倶について話した

「聖女の魔導俱と、、最上級クラスの魔力さえあれば使えるわ、、クララだって魔導俱で簡単な聖女の魔法を使えるのよ今度、リリムも一緒に連れて来てね私が、聖女の魔導俱を造るわ、それをリリムにあげるわ」


聖女の魔導倶の話にアリスは驚いた

「ええ~、美幸お姉様、そんな魔導倶があるなんて聞いた事は無いわ、、それならアリスだって、欲しいわ」


「でも、リリム、喜ぶと思うわ、、あの魔法大会からずっと美幸お姉様の話ばかりしてるのよ、また、会いたいって、、ずいぶん崇拝しているわ」


美幸はニコッと微笑むと、、、

「かわいいわね、、、私に妹が増えたみたいね、、、」

「えっ、美幸お姉様、私も妹だよね」

「ええ、、かわいい妹よ」

「大好き、、優しいし本当のお姉様みたいだわ、、、」


飛行船に荷物をつんでいた、ウオーカが、現れた、、

「おお、全員そろったな、、拓実、また行った事がない国だから、飛行船に荷物は載せて置いたぞ」

「ああ、わかった、、、シンもいないし、ウオーカすまない、、、」

「おお、いいぞ、最近空間保存の魔法を覚えて、簡単に運べるからな、、ワシも進化してるぞ、、保存庫かなり大きくなったぞ」


「ところで、ウオーカ、、もう飛行船を使わなくても、初めての国にもゲートの魔法が使えるぞ、、、まあ、相手が理解している事が前提だけどな」

「えっ、そうなのか、、地図だけでゲート魔法が使えると言うことか、、まあ今回はもう用意したから飛行船だな」



ウィザード王国王宮広場、飛行船の前、、


拓実は飛行船を眺めると、小さな傷に気がついた、、、

「う~ん、、飛行船も少しだけ傷んだな、外側もメンテナンスしないと、、」

「そうか、、ワシは全然わからないぞ」


マリンはさっそく、飛行船のフロアのソファーに腰かけて、、、

「ああ、、、飛行船に乗ると、いいわ、、ゆったりと、旅行気分になるわ」

「マリン、そんなに好きなの」

「だって、食べて、寝てるだけで目的地に着くんだよ、、こんな良いことある、、だいたい、、疲れないから、、」

「相変わらずね、、、まあ、馬車と違って体力使わないわね、、悪路で疲れるし」

多摩美もマリンの横に座った


拓実はマリン達の話を聞くと、、、

「俺の魔力を使って飛んでいるんだけど

ええと、、ヤマタイ王国は、、この地図でここだな、、本当に、サンズ王国とエドガー王国の近くだな」


拓実は飛行船にヤマタイ王国の位置を念じた

「さてと、出発だ、、飛べ、飛行船」


ウィザード王国、王宮広場、、、


飛行船はゆっくりと上空に浮かぶと、、

徐々にスピードを上げて飛んで行った


飛行船内のフロアではウオーカがさっそくテーブルにお酒とグラスを置いた

「さてと、、カズト、ワシらは飲むとするか、、」

カズトはニコッと微笑んだ

「師匠、、いいですね、、今日はシンもいないし、シンの分まで飲むぞ」


カズトがグラスにお酒をついでいると、、、


ミールがテーブルに料理を置いた

「、お父様、カズトさん、おつまみですよ、、飲む前に食べてね」

「ああ、ミールさんありがとうございます」


ミールの動きをみていた、マリンは多摩美の顔を見て、、、

「ねえ、タマミ、こないだ料理、成功したのに手伝ってとも言われなかったわ」

「マリン、、あれは奇跡なの、、もう二度と作れないわ、、マリンどうやって作ったか覚えているの」


マリンは少し考えて返事した、、、

「全然、、、だってマリンは、タマミが作ったの手伝っただけだもの」

「その手伝ったときに、どんな調味料いれたの、、、」


マリンはまた少し考えて、、、

「んん、、、忘れたわ」

「でしょう、、、私も、たまねぎとニンジンの代わりに入れた物を忘れたわ」


「あの、強烈な名前のばくだん芋だけは覚えているけど」


それでも、マリンはお手伝いをしてと言わないミールが気に入らなかった

「それにしても、マリン達に声をかけないなんて、ミールはマリン達、信用してないの」

「そうね、、、でも今まで、、あれだけ失敗したから無理かもよ」

多摩美は、最初からあきらめていた


ずっと、2人でおしゃべりをしていると

ミールが声をかけた

「もう、あなた達、、、美幸さんが作ってくれた夕食をみんな食べているわよ」

「いらないの、、、」


マリンと多摩美は揃って返事した、

「食べるわよ、、」


夕食が終わると、、ウオーカとカズト以外は各自の部屋で就寝、、、


飛行船の大きな窓からは、夜空に輝く2つの月が見えた

「今夜も、2つの月がきれいだな、、、、、

あれは、、月の方から雲に乗った女性が、、あっ、消えた、、俺の、見間違いか、、、、眠いせいで幻影でも見えたのか」

拓実、、、就寝、、、




ヤマタイ王国の依頼とは




次の日の朝、、、


夢を見て寝てる拓実に、遠くの方から美幸の声が、、、、

「拓実さん、、、起きて、、」

「えっ、、もう朝、、、、美幸、おはよう」

拓実は我にかえると、、、

「もう、飛行船は上空で、止まっているわ

たぶんヤマタイ王国に着いたんだわ」


「ああ、すぐにいくよ」



飛行船の広間、、、


拓実とウオーカは飛行船の大きな窓から下を見た、、、

「、拓実、、、あそこがヤマタイ王国の正門だな、、飛行船をどこに下ろすか」


拓実は森の方を指差すと、、、

「ウオーカ、手前の森に飛行船を降ろそう」


飛行船はヤマタイ王国手前の森の開けた場所に降りた、、、、飛行船のドアが開くと、、

次々と全員降りて来た


「みんな降りたな、、、よし飛行船隠れろ」


飛行船は結界がかかると、、静かに地中に

沈んで行って、しばらくすると、飛行船は完全に見えなくなった


「よし、ヤマタイ王国に行くぞ」


拓実は全員を集めると、、、

「神聖の瞬間移動魔法、、、」


目の前の空間が歪み、、、拓実達は異空間に消えた、、、


ヤマタイ王国、正門前、、、


異空間から、拓実達は現れた、、正門には通行証の確認中の列が、、、

拓実達も、その列の後ろに並んだ


マリンと多摩美は怒った口調で、、、

「もう、、私達は、この国の依頼で来たのよ、、どうして列に並ばないといけないの」

「私だって、列に並んだ事は無いのよ、、もう、失礼ね」

ミールはなだめる様に言った

「あのね、、面識がないんだから、しょうがないでしょう」


しばらくすると、拓実達の番になった

「おい、通行証を、、、」

「はい、、どうぞ、、」

「これは、帝国クラウドが発行した、勇者に与えられる証明書、、ウィザード王国の方ですか、、、もしかしてウィザード王国の勇者様ですか」

近衛兵士は驚いて、、責任者を呼んだ

門の前は、にわかに騒がしくなった、、、

そこに、責任者はあわてた来ると、、、

「おい、、誰か、ウィザードの勇者様だ王宮まで御案内しろ、、」

「はい、、、じゃあ勇者様、、王宮まで御案内します、、こちらへ、、、」


拓実達は王都を抜けて王宮まで案内された

しばらく歩くと、王宮の前に来た


ヤマタイ王国、王宮、王の間


拓実達は、王宮、王の間に通された

王様はニコニコとしていた

「遠いところ、ありがとうございます

お疲れでしょう、、、」


すると1人の男が拓実達の前に立つと、、

「王様、私が説明を、剣士大臣のコジロウです、、よろしくお願いいたします」


拓実は男の顔を見た、、、

「まただ、、本当に名前も、日本人だ」


剣士大臣、コジロウ達は隣の、会議室に拓実達を案内した

そこには大きなテーブルときれいな椅子が用意されていた

拓実達が全員座ると、剣士大臣コジロウは説明を始めた、、、


「この国の東の森に地下迷路の洞窟がありまして、無限に続いています」

「この洞窟にかなりの魔物がいる、、中には伝説クラスの怪物も、、、我が国は強い剣士がかなりいたが、半数以上怪我をして戦力にならない」


「それに、この国の古い文献に女の神様が封印した伝説クラスの怪物がいたらしいが、、それが復活したらしいと噂になって」

「もし本当なら、この国、いやこの世界が

破滅するのではと、、」


ウオーカは疑問を聞いた、、

「大臣殿、、その女の神様は現れないのですか、、、」

「古い文献なので本当にそんな、神様がいるのか、またそんな伝説クラスの怪物も、、本当にいるのか、、、確認はしていないが、、大きな気はワシでも感じる」


「その神様の名前は何ですかな」

「ええと、、ツクヨミ様と」


拓実は、アマテラスの事を思い出し、嫌な予感がした、、

「えっ、、ツクヨミ、、本当に、またイヤな予感がする」


すると、すぐにウオーカが笑いながら突っ込んだ、、、

「ツクヨミと言ったらアマテラス様の妹じゃないか、、なあ拓実」

拓実はウオーカを見ない振りをした

「さあ、、俺は知らないな、、、」


ウオーカは剣士大臣コジロウに聞いた

「じゃあ、大臣殿、その洞窟を調査すればいいのか」

「ええ、、お願いいたします、、その伝説クラスの怪物がいない事を、調べて欲しい」


「すみませんが、お願いいたします、、

私達の国の者では、対応出来ません」

他の大臣達も、頭を下げた、、、


話が済むと、王の間から、王様が現れ、、王様はウオーカに話しかけた、、、


「ウィザードの勇者様、お疲れでしょう」

「お~い、、ユリナ、、ウィザードの勇者を部屋に案内して、もてなしてくれ」


会議室の外に、、待機していたのか女の人が連れの使者と入って来た、、、

「はい、王様、、、ではウィザードの勇者様こちらへ、、、」


拓実達はユリナと言う女性に付いて行った

長い通路を歩いて、大きな部屋に案内された


「ウィザード王国の皆さま、こちらに色々用意されていますお飲み物でも、飲みながら、くつろいで下さい」


拓実達はテーブルの横の椅子に座ると、

ウオーカはすぐにユリナと言う女性に話しかけた、、


「あの~、ユリナさんは、この国の王女様ですか」

「ええ、、ヤマタイ王国の王女ユリナです」


ウオーカは改めて、ユリナ王女の顔を見て

「いや~きれいなお姫様ですな」

「まあ、お上手ですね、、私はそんなに、きれいではありませんよ、、ではウィザード王国皆様ゆっくりして下さい、、」


「ワシは、ウィザード王国の代表のウオーカといいます、、いや~おきれな人だ、黒髪も似合っている、、」

ユリナ王女はニコニコと微笑んで、、、

「お褒めいただいてありがとうございます」


その様子をミールは怒って見ていた

「ええと、、ミール、、いつも言っているけど、あれは、社交辞令だよ」

「あら、、拓実さん、私はもう諦めたわ、

バカらしくなったわ、、全然反省しないし」

「そう、、じゃあ、いいや」






ツクヨミを祭った祠と迷路の洞窟



しばらくくつろぐと、、、ウオーカはユリナ王女に聞いた


「ユリナ王女、先ほど聞いたツクヨミ様

それを祭った場所は、ありますか、それに

迷路の洞窟を1回見てみたい、今日はもう、遅いので見るだけですが」


ユリナ王女はニコニコと笑って

「ええ、ツクヨミ様を祭った祠はあります

私が、祠と迷路の洞窟を案内しますわ」


ウオーカはヤマタイ王国の地図を広げると

「ええと、ユリナ王女、これがヤマタイ王国付近の地図ですが、どこにあるのですか」


ユリナ王女は地図を見ると、、指差した

「ええ、、、ツクヨミ様の祠は南の森の泉の近くだから、ここですわ、、迷路の洞窟があるのは東の森の入口、、あっ、、ここですわ、、、ウオーカさん、馬車の用意をします、、何名で行きますか」


ウオーカはいらないと手を振った

「ああ、、ユリナ王女、馬車はいりませんぞ、、拓実の瞬間移動魔法で行くから、、まあ、確認するだけだから、ワシと拓実と美幸さん、あとユリナ王女いいですか、、、」


ユリナ王女は驚いた顔をして、、

「えっ、4人同時に瞬間移動魔法で行くのですか」

「そう、いつもの事ですぞ、、ミール、後はよろしくな」


するとユリナ王女は待機していた使者達に

「あなた方、ウィザード王国の皆さまのおもてなしよろしくね」

「はい、王女様、お気をつけて」


ミールはウオーカに注意した

「お父様も、気をつけてよ、、おかしな行動はやめてね」

「なんじゃ、、ワシがいつおかしいことをしたんだ」

「いつもですけど、、何か、、」

「、、、、」



ウオーカは拓実の近くに行くと

「拓実、いいぞ、まずはツクヨミ様の祠だ」


拓実は目を閉じると魔法を念じた

「神聖の瞬間移動魔法、、、」

拓実達の近くの空間が、歪み、異空間に

拓実達は消えた、、、


ヤマタイ王国南の森の泉の近く、、、


異空間から、拓実達は現れた


この辺りは大きな木に囲まれて、昼間でも

けっこう薄暗い、、、

「さてと、ユリナ王女、、祠はどちらの方向ですかな」

「あの、この中でも一番大きな木の近くに鳥居があります」


拓実は美幸の耳元で小さな声で言った

「えっ、鳥居もあるの、、美幸、本当に日本と一緒だよ」

「本当ね、、異世界転移魔法を使うと魔法の世界の言葉が話せる様になるけど、、本当に日本語で話してるみたいね」


「容姿も名前も似てるし、魔法の世界なのかなって思ったよ」

「でも、少し時代が違う感じね、サンズ王国やエドガー王国の時もそう感じたけど」


大きな木までしばらく歩くと、、、


先の方に赤い鳥居が見えた

「あっ、本当に日本と一緒の赤い鳥居がいくつもある、、大きな祠だ」


ユリナ王女は祠を指差すと、、、

「ウオーカさん、ここよ、ツクヨミ様を祭った祠は、、」


ユリナ王女は真剣な顔をして、、、

「私達、王宮の者はツクヨミ様が存在して

天界からヤマタイ王国を見守ってくれていると思っています、、だから、あの迷路の洞窟にもし、伝説クラスの怪物が現れたら、助けに来てくれると、信じています」


ウオーカは真面目な顔で答えた

「そうですな、、ワシらも神様はいると思っていますぞ」

「でも最近は、王都の若い民は神様はいないと思っています、信仰心なんてありません」


「拓実、、何か感じるか、、神力とか」

拓実は目を閉じると何かを感じた

「ああ、、どうもここは天界とつながっているみたいだよ、、アマテラス達と同じ気配を感じるから」

「じゃあ、本当にツクヨミ様が出入りしているんだ、、夜じゃな、ツクヨミ様は月の神様だからな」


拓実は飛行船での事を思い出した

「月の神様、、じゃあ、昨日夜空を飛んでいたのはツクヨミ様か、、、」

「拓実、何か言ったか、、」

「いや、、何も、、、アマテラスがお日様でツクヨミがお月様か、、姉妹で、、、」


美幸は拓実に近寄ると、、、

「拓実さん、、ツクヨミ様はアマテラス様と関わりがあるの」

「ああ、この世界ではわからないが、俺達の世界では姉妹だよ」


美幸は困った顔をして、、、

「えっ、、じゃあ、また拓実さんの娘なの

大変ね」

「美幸だってお母様と呼ばれているだろう、それに、、俺達の世界の話しだから、この世界でどうなっているかは、わからないよ」


するとユリナ王女が、、、

「あの~、タクミ様は何かご存知なんですか」

「あっ、いや、、知らないよ」

「ああ、ユリナ王女、拓実がこの祠に神様の気、を感じるそうだよ、、だから、ツクヨミ様は必ずいる」

ユリナ王女はニコニコと微笑んだ

「まあ、、じゃあ、期待出来ますね」


「じゃあ、拓実、次は迷路の洞窟に行くぞ」


拓実はまた目を閉じると魔法を念じた

「神聖の瞬間移動魔法、、、」


拓実達の周りの空間が、歪み、異空間に

拓実達は消えた


東の森、迷路の洞窟、、、


異空間から、拓実達は現れた


すると見張りの魔法剣士達が近付いて来た

「王女様、、ご苦労様です、今のところ洞窟から出てくる魔物はいません」

「あなた方もご苦労様です、この後も交代でよろしくお願いいたします」

見張りの魔法剣士達は元の場所に戻り見張りを続けた


洞窟の入り口の前、、、


そこには、大きな魔物でも出入りできるくらいの穴が空いていた

「ユリナ王女、これですな、、迷路の洞窟は、、大きな入口ですな」


美幸は目を閉じると何かを感じた

「ウオーカさん、、いやな魔力が渦巻いているわ、、今のところ伝説クラスの魔力はないわね、、、」


ユリナ王女は美幸の言葉に反応した

「えっ、、あなたはどうしてそんな事がわかるの、、、」

「ユリナ王女、ワシらは魔力波動で感じるんじゃ、、」


拓実は、もっと確実にわかるように探索魔法を念じた

「神聖の心眼の聖霊魔法、、、神聖の探索魔法、、、、、そうだな、、美幸の言ったとおりだ、、魔物、魔族、、、、魔石もたくさんあるが伝説クラスの怪物はいないよ」


ウオーカは拓実の肩に手をあてた

「拓実、ワシも見せてくれ、、、ほう、、うようよと、魔物がいるな、、これだと上級クラスの魔法使いや魔法剣士が苦戦するわけだ、、」


ユリナ王女は、ウオーカの言葉を聞くと

「えっ、ウオーカさん、見えるの」

「ああ、ユリナ王女、拓実の魔法で見ている、、ユリナ王女も見ますか」

「えっ、私も見ることが出来るの」


「ああ、拓実の肩に手を当てると見えるぞ」


ユリナ王女は恥ずかしそうに拓実の肩に

手を添えた、、、

「タクミ様、ごめんなさい、、、こうですか、、、、あっ、本当に見えるわ、、、、

こんなに魔物がいるなんて、、ヤマタイ王国に攻めて来たら、、大丈夫かしら」


ウオーカは笑いながら、、、

「ユリナ王女、、伝説クラスの怪物は今のところいない、あの魔物や魔族は明日、ワシ達が討伐します」


ユリナ王女はポカンとしていたが我にかえると、、、

「本当ですか、、大丈夫ですか、あんなに大勢の魔物、、、」

「安心して下さい、ワシ達は魔王クラスも退治してるますから」


ユリナ王女は真剣な顔をして

「ウオーカさん、私も決心しましたあの魔物や魔族がヤマタイ王国に攻めて来たらこの国は全滅します、、私も明日の討伐について行きます」


ウオーカは、少し困ってしまった、、、

「ええと、いいですが、、あなただけだ、、他の魔法使いや剣士が来るとワシ達は守りきれない、あなたがワシらがちゃんと討伐したと見届けて欲しい、、まあ、王宮の者がどうしても警護で来るなら入口付近で待機して欲しい」


ユリナ王女はウオーカに頭を下げた

「わかりました、、その様にします」

ウオーカはニコッと笑ってユリナ王女の顔を見ていた

「ユリナ王女、私達が必ず守りますから

安心して下さい」


「じゃあ、拓実、王宮に戻るか」


拓実はまた目を閉じると魔法念じた

「神聖の瞬間移動魔法、、、」


拓実達は異空間に消えた





拓実の夢に再び、、、





ヤマタイ王国、王宮広間、、、


拓実達が、ゆっくりしていた部屋にユリナ王女が、現れた

「ウィザード王国皆さま、、料理の用意が出来ました、どうぞお席へ」


拓実達は料理が用意されている部屋に移動した、、、ヒエンは、料理を見ると

「わあ~、美味しそうな料理がいっぱいだ」


ウオーカはテーブル端の方のお酒を見るとカズトに話しかけた

「おお、さすが、農作物が豊富なだけあっておお、、、美味しそうなお酒もあるぞ、、なあカズト」

カズトは嬉しそうに笑った


全員席につくと、、食事を始めた、、ウオーカ達は料理には手を付けず、さっそくお酒に目をやると、、ユリナ王女が、お酒を持つと


「ウオーカさん、どうぞ、このお酒でいいかしら」

「おお、、美人さんのお酌でお酒を飲めるなんて、、最高だ」


それを見ていたミールは怒った声で

「何が最高だ、、、バカじゃない」

「ミール、、料理、美味しいよ」

「私も、お酒を飲もうかしら」

「ミールは俺と同じで飲めないだろう」

「嘘よ、、ごめんなさい、拓実さん、いつも私の愚痴に付き合って」


「怒ってばかりいると、かわいい顔が台無しになるよ」

ミールは顔がぽっと赤くなった

「えっ、、、」


マリンはミールの顔を見ると、、、

「あれ~、、ミールお酒飲んだの顔が赤いよ、、、」

ミールは顔を横に背けると、、、

「マリン、、私がお酒を飲むわけないでしょう、、変な事言わないで、、、」

マリンは何の事だかわからなかった

「え~、マリンなんか変な事言った、、」


マリンに隣の多摩美が話しかけた

「マリン、どうしたの、、」

「タマミ、なんか、ミールの態度がおかしいのよね、、」


すると多摩美の隣のアリスも会話に入って来た、、、

「なに、マリン、ミールさんがどうしたの」

「あっ、アリス、ミールが顔が真っ赤だから、どうしたのと聞いたら、変なのよ」

「お酒を飲んで、酔ったんじゃないの」

「なんだ、恋ばなじゃないのか、、じゃあ、いいや」

アリスはつまらなそうにまた食事を始めた


そんな事は知らない美幸は、ヒエンの面倒を見ていた


夕食が終わると全員、用意された部屋で休む事にした



拓実は用意された部屋で考え事をしていた

「ああ、明日、今日、見たあの魔物や魔族を退治すれば依頼は終わるのかな、まさか

伝説クラスの怪物は現れないよな、、、」


「この間だって、スサノオのやつがちゃんと封印したらヤマタノオロチは復活しなかったのに、尻拭いばかりだ」


拓実は色々と妄想をした、、、

「ツクヨミが現れない事を願うよ、、、でもこの国の人々にはツクヨミはいる、神様がいると言う事を知って欲しい気もする」


「とりあえず、明日、あの洞窟の魔物や魔族を退治すればいいのか、、、もう寝る」

そう言うと拓実は布団に潜り込んだ


拓実、、、就寝、、、


窓の外の夜空にはきれいな二つの月が輝いていた、、、

拓実が寝ている部屋の窓に、1人の影が、、


「、、、、あの、暖かな気は、、神力は、、

懐かしいわ、、やはりあの方は、、、」



次の日の朝、、、


拓実は、美幸とは違う、、騒がしい声で起こされた、、、

「はあ~い、、拓実、、いつまで寝てるの」

「アリス、、なんでお前が起こしに来るんだ、、」


アリスは拓実に顔を近付けた、、、

「あら、こんなにかわいい女の子が起こすのよ、嬉しいでしょう」

「アリス、、近いよ、、」

「ああ、目覚めが悪い、、変な夢は見るし」

「もう、みんな朝食をいただいているわよ」

「ああ、わかったよ、今すぐに行くよ」


ヤマタイ王国王宮広間、、、


拓実が広間に現れると、さっそくウオーカが、声をかけた

「拓実、おはよう、、もう朝食をいただいているぞ、、、」

「ご主人たま、、本当に美味しいよ」

「ああ、みんな、おはよう」


拓実は美幸の横に座ると、、、

「あっ、拓実さん、おはよう」

「美幸、、お願いだから、美幸が起こしに来て、、」

「アリスが、どうしても起こしに行くって言うから、ごめんなさいね」

「いや、美幸が謝る事じゃないよ」

美幸は拓実の前に朝食を用意した、、、


すると横に座っていた、多摩美が話しかけた

「拓実、、良いじゃない、アリスが起こしに行ったって、私は頼まれたってしないわよ」

「多摩美は絶対.嫌だ、、、」

「失礼だわね、、じゃあ今度起こしに行こうかしら、、色っぽく、、あなた~、、起きて~、なんてね、、」

「止めてくれ、、、」


しばらくするとミールが、、、

「みんな、、朝食はもう終わった、、迷路の洞窟に行くわよ、、」

「えっ、、まだまだ、、モグモグ、、このお肉美味しい、お野菜も美味しいよ」


カズトは、ヒエンを見ると、、、

「ヒエン、、食べ過ぎだと動けないよ」

「大丈夫だよ、、カズトより活躍するから」

「、、、、」


「そうでしょうね、、ああ、俺もシンと修行しようかな、最近目立った活躍しないし、、だいたいクララがいないとやる気が起こらないんだよ」


広間にユリナ王女が、動きやすい格好で、現れた、、、

「あっ、、皆さん、おはようございます

ウオーカさん、行きますか」

「おお、ユリナ王女、準備が出来ましたか

おい、ヒエン、もう行くぞ」


「ウオーカさん、もう王宮の魔法使いや魔法剣士があの、洞窟に集合しています」

「ユリナ王女、昨日言ったとおりだ、魔法使いや魔法剣士は入り口付近で待機させてくれ、、んん、、ヒエン、本当に行くぞ」


料理係達は、、次々と料理を片付け始めた

「ああ、、ヒエンのお肉、、卵も、、ああ片付けられた」


ヒエンを見ていた多摩美は、、独り言を言っていた、、、

「あいつ、食べ過ぎだよ、よく太らないよね、、変化って便利だわ、、ダイエットいらないもん、、、ああ拓実が余計なこと言わなければ、向こう世界でダイエットしなくてもモデルの仕事が出来るのに」


ウオーカは周りを見回して、、、

「もういいか、、拓実、魔法をかけてくれ」


拓実は目を閉じると魔法を念じた

「神聖の瞬間移動魔法、、、」


拓実達の周りの空間が、歪み、異空間に

拓実達、全員が消えた、、、


東の森、迷路の洞窟の入り口、、


拓実達、全員は異空間から、現れた


入り口付近には数十名の魔法使いや魔法剣士が待機していた


ユリナ王女は近付くと、、、

「皆さん、ご苦労様です、入り口から出てヤマタイ王国に向かう魔物がいたら退治して下さい、、コジロウ、任せたわよ」


剣士大臣、コジロウは頭を下げると、、、大声で言った

「王女様任せて下さい、、王女様、気をつけて、、、、ウオーカさん、王女様をよろしくお願いいたします」



魔物退治を始める、拓実達だが、、伝説の怪物は現れるのか

神様ツクヨミは、、、

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