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学校の魔法使い =華・サフランの人間観察=  作者: 弐逸 玖
前作よりの登場人物、簡単な設定他。
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前作よりの登場人物、簡単な設定他。

特にネタバレにはなりませんので、なんとなく見て貰えたら嬉しいです。

とは言え、当然読まなくてもお話の理解にはなんら関係ありません。

華・サフラン

(コードネーム:クロッカス。偽名はクロッカスの和名、ハナサフランから)

 前作ではサブヒロイン、本作の主人公。


 日本屈指の魔法使いで振興会のエース。土使い、結界師でもある。

 土と風のマルチエレメンタラーだが、火と水も問題なく使いこなすクラスB+。

 特に土のエレメントに関しては第一人者。

 時空魔法は日本ただ一人のグレード1でもあり物理、魔法、呪術の全てを

 はじき返すトリプレックスブロッカーや数少ない次元魔法の使い手。

 あまりに力が強いため通常、魔力はアヤメの作った封印で抑制され、最大値の

 約1/10に押さえられている


 父親が日本人のハーフで若干浅黒い肌とショートカットに纏めた薄い茶色の髪、

 青みがかった瞳。細身の身体とスラリと伸びた手足、高身長で頭身も高く、

 モデルのような容姿で学校中の男子に注目されているが、当人はむしろ

 その外見はコンプレックスに感じ、いかにも可愛い女の子である桜の外見を

 好ましく感じている。

 その容姿から学校へ提出してあるプロフィールでは帰国子女、と言う設定。


 ここまで学校と言うものに通ったことがなかったため当然、成績は下の下で

 ノートの取り方さえ知らなかった。

 前回のテストでは、仁史の指導と桜のヤマ掛けのお陰でギリギリで赤点は

 回避したが結局補習は英語以外の全教科分受けさせられた。

 英語は問題なく話せるバイリンガルで、ことわざや故事成語が大好き。


 自分に自信の無い彼女を友達だ! と言いきってくれた桜に対しては友情

 以上のものを感じて居るが、友人自体居たことがないのでどう接して良いか

 戸惑っている。


 若干不幸な生い立ちである為、男性全般に不審を感じ苦手にしているのだが

 桜の従姉妹、仁史に関してはほのかに想いを募らせる。だが、こちらも

 どう対処して良いのか以前に、自分で自分の気持ちが理解出来ていないため、

 態度はどうしてもちぐはぐ。

 誰にも気が付かれて居ないと思っているが、桜は当然気が付いて居る。



神代 桜

(かみしろ さくら)


 前作主人公で華が同居しているアパートの本当の住人。

 明るく正義感が強い普通の女子高校生。

 魔法や結界を見破り、無意識では有るものの素手で異次元の結界さえ

 こじ開ける特殊な能力の持ち主。もちろん魔法使いでも結界師でもない。

 この能力のせいで華がボディーガードとして四六時中一緒に居るようになった。


 自分の容姿や性格にコンプレックスを持つ華の事を親友だと言い切り、

 魔法使いとしては最高級である彼女の相棒として、活躍出来るよう努力中。

 

 まるでモデルのような華の外見については手放しで褒めちぎっており、彼女と

 親友であり、一緒に居ることは自慢でもある。

 一緒にお風呂に入るように仕向けているのも、彼女の姿態が見たいから。

 ではあるが別にレズではない。

 この二人はお互いの容姿に憧れをもっている。

 

 アンクラスドで有るのは間違い無いが、振興会の統一見解として魔法道具全般の

 専門家である アイテムクラフタ としての素養あり、との事。


南光 仁史

(なんこう ひとふみ)

 桜の従姉妹で小中と一緒だった。高校でも同じ学校、同じクラスで

 桜が言う程モテないわけでは無い。

 家は桜の実家に近いがこちらは実家から電車を乗り継いで通学している。

 一緒に居る確率の高い桜は、彼女彼女が自分で気が付いて居ないだけで

 実は男子からの人気が高く、なので何かと噂になりやすい。

 その件についてはゲンナリしている。

 華が気になっているのだが、あまりに競争率が高いので初めから諦めている。


 発動条件は不明であるが、魔法、物理、呪術、全ての攻撃を相殺する

 能力の持ち主。当然こんな能力は魔法にも結界術にもない。

 本人は全く無意識。かつ、過去二度の発動時には直後に気を失っている。


 警護対象としてあやめが登下校時に同行している。

 このことについて、華はお姉様がついていれば安心だ、と言いつつ登下校時に

 同行するのみならず、かいがいしくお弁当を作ったりして世話を焼く彼女に

 素直には納得出来ないものを感じている。


 男性不信の華が唯一普通に話せる同級生であり、初めての異性の友達であり、

 初めて彼女が男性を意識した相手でもある。

 本人はその辺には無頓着で当然華の想いには気が付いていない。



月仍野あやめ

(コードネーム:アヤメ 偽名はアヤメの名勝地である月夜野と品種名から)

 17歳の高校三年生にして秘密組織である振興会の執行部部長を務める。

 碧の黒髪をロングにして白のリボンでまとめ、お嬢様言葉で話す。


 桜曰く、優等生で制服を着ると隠れ巨乳、器用で成績も優秀、転入からほんの

 数周週間で校内に高度なネットワークを築くコミュニケーション能力、更には

 漫画やアニメでしか見たことの無い“本物のお嬢様”。属性を

 一つくらいわけて欲しい。とのこと。

 但し実際の私生活は良く分からない。

 

 中学生当時に“野良”として某国のマーケット周辺に出没していた魔法使いの

 日系人少女を力でねじ伏せ、クロッカスとして日本へと連れて来た張本人で

 日本で生きる上で必要な言葉や常識も彼女が教えている。

 それ故、華は彼女をお嬢様と呼んで絶対服従なのである。

 当然お姉様、と呼ばせているのは彼女の意思。そのせいで校内では悪目立ち

 しているが、そこは意に介していないどころか楽しんでいる様子。


 桜程では無いのだが重要人物である仁史の護衛として通学時、一緒に登下校し

 仁史が親戚だ。として周り中に説明して廻らなければいけない程、学校中で

 噂になった。


 彼女もまた魔法使い+結界師である。結界術は若干華に劣るが、実戦になれば

 その実力は華を軽く凌駕し、事実上の国内最強魔法使いである。

 華と同じく封印が施されており、彼女も通常魔力は1/10以下に

 押さえられている。

 全ての属性を使いこなすフルエレメンタラーだが、特に得意な風の魔法に

 ついては他の追随を許さない。

 華程ではないが、魔法と物理双方をはじき返すドゥプレックスブロッカーを

 展開出来る日本国内では希有な存在。

 

_____________________________________


 

魔法使いのランク(ソーサラーランク)

 火、水、風、土の魔法を使うもののランク。

 世界中で統一されているが、必ずしも力の大きさを示すわけではない。

 複数属性の魔法を使う者をマルチエレメンタラー、全ての属性を使う事の出来る

 者をフルエレメンタラーと呼ぶ。

 クラスの後ろに+が付くと結界や時空魔法も使えることを示す。


アンクラスド 一般人。魔法使いの素養はほぼ皆無。

クラスレス  最低限の魔法が使えると言う事になる。大概はこのクラス。

クラスD   魔法使いとしては高位にあたる。

クラスC   ここからハイランカーと呼ばれる。素養だけではここまで来れない。

クラスB   一般に各国に数名しか居ない。マルチエレメンタラーである。

クラスA   一人も居ない国も少なくない。フルエレメンタラーである。

クラスS   ほとんどの場合存在は秘匿されるほど強大な力を持つ。



結界師のランク(バリアマイトグレード)

 結界師のランクであると同時に、グレード2以上はその上位である

 時空魔法の使い手である事を示す。

 こちらも世界統一規格。但しグレード3以降は極端に数が少ない。

 華やあやめのようなハイランカー、かつハイグレーダーという存在は

 各国でも数人しか居ない希有な存在。


アンクラスド 魔法使いに倣いこちらも一般人をこう呼ぶ。

       クラスレスに該当するグレードはない。

グレード4  魔法使いならクラスDにあたる。人払い結界などを使う。

グレード3  ここからハイグレーダーと呼ばれるが、この時点でかなり高位。

グレード2  ここから時空のエレメンタラーを名乗る。あやめがグレード2。

グレード1  居ない国の方が多い。日本でも華ただ一人。

グレードA  世界でただ一人、振興会のアイリスのみがそう呼ばれる。

       ランクと言うよりは称号に近い。

 

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