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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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白龍と黒龍と白き神の手記

私は兄貴分で死亡フラグ断トツトップなキャラの母親です

作者: 雲猫’

 何となく浮かんできたので書いてみた。



 そんなことしてる暇があるなら続き書けよと自分でも思いました。orz

 私が“私”だと気がついた……いえ、違和感に気が付いたのは五歳の頃。周りの大人たちを観察するとケモ耳にそれと対の尻尾……所謂コスプレ集団だった。私の衝撃がご理解できるかしら?



「わたちのかじょくって……」


 舌っ足らずでごめんなさい


 思い返してみても……“私”の五歳までの記憶を遡ってみても“私”の家族に関しての記憶があまり無い事に気がついた。もしかして私ってネグレクト受けてる?


 いえ、身体的に虐待も放置もされていないけど、どうにも家族との繋がりが薄いのよね…



「りょうちん(両親)の顔が思いだちぇ無い…?」



 あら、わずか五歳で呆けたかしら?


 勿論冗談よ? そんなわけ無いじゃない。




 その後も誰も私を訪ねてこない(今まで自分の部屋で遊んでいたみたい)家族達はこの際置いておきましょう。考えるだけ無駄な気がするのよ……“私”としての経験談かしら?



 今部屋に居るのは私と使用人らしきうさ耳(ロップイヤー。垂れ耳ね)の可愛らしい女性といぬ耳の壮年の女性が私のお世話をしてるみたいね。

 人間がケモ耳と尻尾を着けていなければ普通の人たちなのに……ん?



 あら?



 部屋に備え付けられた大きな姿見に写った自分の姿に……テジャブを感じたのよ……



「(色違いのミニマムな私)」



 そう、記憶にある大人な私――そう言えば説明してなかったわ。私ある程度大人だったのよ記憶ではね――を子供に戻した……よりも大分美化されているけど、色違いの子供な私が居た。使用人らしき女性二人の様にケモ耳や尻尾は私にはない……



「(ちょっと待って……)」



 違和感にもう少しで手が届きそうで届かないもどかしさ……でも何だかわかる気がする。



 ええ、そうよ。



「(ミケちゃんがモデルにさせてって言ってたゲームキャラに瓜二つなのよ!)」



 今の自分は百面相でさぞや不審者だったでしょうね。現に後日女性二人に相談された両親が医者を手配したくらい。


 ミケちゃんというのは大学のサークルで知り合った子でとても面白い子だったわ。そしてゲーム製作サークルで本格的な――所謂フリーゲーム――ゲームを作ることになってキャラのモデルにさせて欲しいって話し掛けられてからよく話すようになったの……


 ゲームのタイトルは忘れてしまったけど――だってあれから結構経ったのよ、記憶では――ちょいキャラで出番は少ししか無かったけど自分の分身とも言える――声も入れたのよ。どれだけ気合いを入れたとかしらねあの子――キャラの名前は未だに覚えているわ。ま、未だにってのはちょっと変かしらね?



麗春レイシュン様…」



 そうそう、麗春……しかも、死亡フラグ断トツトップ独走の真の主人公と呼ばれた紅蓮コウレンってキャラの母親なのよね……え?



「まぁ!大変っ!?」

「麗春さまのお顔が真っ青に!?」



 Oh No……もしかしなくても……転生?ラノベやなろうで流行ってた転生モノ?は?



 はぁぁぁあ!?



 イヤイヤイヤイヤ……ナイナイ。



 麗春ってキャラはいけ好かない王(主人公の父親)に手込めにされて愛した夫と死別――厳密には会えない間に私が死んでしまうのよ――してしまう運命じゃない!?


 嫌……何より好きでもない――好きにもなれない王何かもっての他――奴の所為で絶望のドン底で死んでいくなんて嫌。そしてもっと嫌なのは……



 ………何で朱里じゃない奴と結婚しないといけないのよっ!!



 そう、そうよ!



 私の愛しい、愛しい(・・・)(ここ重要よ)彼氏の朱里以外と何が悲しくて子供作らないといけないのよ!!しかもあの色魔(王)に手込めにされるなんて……先手を打つべきかしら?


 例えば去勢したりとか……



 そんなことより。いえ、重要なことよね王の事は(去勢したりとか去勢したりとか…etr)



 そうじゃなくて、折角“私”は愛しいの彼氏と結婚出来るところだったのよ!家族に挨拶も済ませたのに……朱里の姪っ子さんには始終睨まれたけど。


 折角幸せな新婚夫婦になる私の夢が……朱里じゃなきゃ意味がないのよ!




 そう言えば、朱里も私と同じでキャラのモデルと声を担当してたわね……嬉しいことに麗春()の夫の朱李シュリのね。



 とは言っても、声が一緒でも本人でないから意味がないのよね……あっても嬉しくないわ……




 ………もしかして私と同じように演じた役に転生してないわよね?




 この勘が当たっているのを知るのは後三年後の事だとは私は知らなかった。






「や、やっぱりお嬢様はおかしいわね」

「元気があって……いいんじゃないかしら?」




 そして私付きの使用人二人が現実逃避が癖になったことには家を出る直前まで私は気がつかなかったのだった。





 紅蓮コウレンが生まれるまであと11年……







 浮かんだから書いた。どれだけです。クオリティーもへったくれも無いですはい。



 多分シリーズ化すると思います。




 これも亀投稿ですね。




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