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63 救出作戦②

異能を見せるために、霞は5人の兵士に言った。

「自分が屈強で何事にも耐えうる身体を持つものは挙手してくれ」

通訳が伝えると全員が挙手したため、霞は適当に三人を選んで横一列に立たせ、残る二人と通訳を後ろに立たせた。


「どんなことがあっても絶対に倒れない気持ちで身構えてくれ、絶対に死なない、気絶するだけだ」霞は大声で叫んだ、通訳が何事か話して聞かせると三人の兵士は後ろで手を組み脚を開いた」

その様子を御剣は、霞の後ろから見守っている。


霞は片手を上げると「スリー、トゥー、ワン」とカウントダウンする。

そうすると三人の兵士の身体が崩れ落ちたので、背後にいた兵士がそれを慌てて支えた。

サングラスの男は「ニーンジャ」と静かに発し、しばらくした後何事か大きな声でこちらに向かって話すと、通訳が「アンディ・ジャクソン大尉殿です」

「アイム、カスミ、ヒイラギ」と発すると御剣も慌てて名を名乗る。


ジャクソン大尉は手をパンと打つと、通訳が「行きましょう」と促すのでジャクソン大尉の元に向かった。

内容は中東に展開する米軍基地にこの大型機で乗り入れ、そこからヘリで侵入し、展開ポイントに降ろすと言う物だった。


霞が手を上げる「それでは時間がかかりすぎるうえにリスクも高いので反対だ、コイツで直接現地上空まで言って落としてくれ」

「通訳が驚いてジャクソン大尉に伝える」

「空挺降下が出来るのかと言っています」

「そんなことはできないが映画でどんなものか知っている、降下地点が読めずリスクもあるんだろう」

霞の横で御剣が驚いた顔をしている。

「御剣さん、絶対に大丈夫信じてくれ」と霞が言うと。

御剣は「わかった、信じる」と返して来た。


「絶対に救出できる方法があるんだろうな」と言っていますと通訳が伝えて来た。

「イエス」と霞が答える。

「お前がそう言うのならそうなんだろう、だが失敗した時には国際問題になることを忘れるな」

そう通訳が言ってきた。


話しは、救出作戦の内容に戻り航空映像をもとに監禁されていると思われる場所、救出地点、などが述べられ、端末が手渡される「これに同じ内容が記されています、奴らの拠点はビーコンに入力してある、救出ポイントもです」と通訳。

「それとこれは無線機です、あなた方のコードネームは日のヒノデこちらは朝日アサヒになります、周波数は固定されているの動かさないでください、このボタンで通話状態になります」

そう言って大型でごつごつしたガラケーのようなものを渡して来た。

「無線中継は私がしますので日本語で大丈夫です」

「それとこれはスモークです、回収地点に到着しヘリの音が聞こえてきた場合にコレのピンを抜いて投げてください、赤色のスモークが出てきます」


そして、着替えろと言われ、中東ゲリラ風の服装に汚いざつのうを手渡された。

「偽装用の服です二人とも機内の目につかな場所で着替えてください」

そう言われて着替えはじめ、、エネルギーバーやゼリー飲料に、無線とスモークを雑嚢に入れ着ていた服はバックパックに入れた。

機外へ出るとバックパックを通訳に渡し「大事な物だからコトが終わったら返してくれよ」と通訳に伝える


「それとアフガンストールの巻き方がわからなんだけど」

通訳に伝えると、かれは手際よくストールを巻き顔を隠した。

「顔が隠れている方がバレにくいです、これが一番ですと」話す。

その内御剣が出て来たが明らかにだぶだぶで目立ってしまう。

「何とかします、と通訳が言うと机の上からステープラーを持ってくると袖や裾をまきあげバチバチととめていく、そしてスカーフのようにつけていたアフガンストールを、顔が隠れるように巻いた。


しばらくすると、ジャクソン大尉が何事か喋り始めたので通訳が翻訳して伝えてくる。

「準備は良いか、一刻を争う、準備が出来次、第飛行機にのれと言っています」

「行きましょう、大丈夫です、俺が御剣さんも人質も守り通します、安心して任せてください」

霞がそう言い放つと「うん、信じてるから大丈夫」と御剣が答えた。









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