第四話
「じゃあ早速だけどベスの事を聞かせて~」
杏子が身を乗り出して聞いてきた。
「そうだな・・・まずは我の好きな食べ物について話そうか」
私たちはベスの話を聞きながら楽しくお茶会を続けるのだった。
こうして、私と美紀と杏子は、最後で最強の魔王であるベスティアと親友になった。
そして、私たちはベスのお茶会に時々招待されるようになるのだった。
「ふふん!どうだ?我の淹れたお茶は!」
魔王城に招待された私は、テーブルに並ぶ美味しお菓子とベスが手ずから淹れてくれたお茶を楽しんでると、ベスが笑顔で聞いてくる。
「うん!凄く美味しいよ」
「そうだろう!教えてくれたメイドは腕がいいからな!」
私が褒めると嬉しそうに笑う。
(ほんと、可愛いな)
私は、ベスを見ていてそんなことを思う。
「でもさ~、こんな美味しいお菓子やお茶を出せるなら、魔王なんて倒さずに仲良くなっちゃえばいいのに~」
杏子がお茶とお菓子を交互に口に運びながら言う。
「それは無理なのだ!」
「え~?何で~?」
「我が倒すべき相手は・・・勇者どもだからな!」
(そっか、私たちを倒すことがベスの目的だもんね)
私は納得したが、美紀は違ったようだ。
「ベス!私たちは、貴女のことを友達だと思っている!だから、私たちを倒すのではなく協力して欲しい!」
「そうだよ~!ベスさん!私たちは仲間じゃな~い?」
美紀に続いて杏子もベスを説得しようとする。
「・・・無理だ」
ベスはそう言うと目を伏せた。
私はそんなベスを黙って見つめる。
ベスはゆっくりと立ち上がると、窓際まで行き外を眺める。




