第一話
初投稿です!
「よく来たな!勇者とその一行よ!遠い王国からここまで来たから、ゆっくりして行くがよい!」
私、一か月前に勇者として日本から召喚された「安藤悠里」は今、最後にして最強の魔王「歓待のベスティア」と対峙していた。
魔王の城には、いくつもの部屋があり、それぞれ異なる部屋数を持つ。
私たちはその中でも一番広くて、そして美しいと評判の部屋にいる。
この部屋は魔王が私たちを出迎えるために使っているため、家具や装飾も豪華で彩り豊かな印象を受ける。
魔王の目の前には、私のパーティーメンバーである「佐藤美紀」が立っている。
彼女は私と同じ日本から召喚された僧侶だ。
彼女の武器であるメイスは、今は鞘に収まっている。
「えーと・・私たちは、最後の魔王である貴女を倒す為に戦いに来たんだけど・・・」
「まぁまぁ、細かいことは良いではないか!今、お茶を用意させるぞ!」
魔王がベルを鳴らすと、音もなくメイドが現れる。
「メイド長、勇者パーティーにこの間買ったお茶と、お茶請けを用意しろ!お茶請けは・・・おい!勇者!お茶請けは何がいい?甘いものからしょっぱいものまで何でもあるぞ!」
「え、じゃあ甘いもので・・・」
私は、困惑しながら答える。
「わかった!では、お茶と甘いお茶請けの準備を頼む!」
魔王がそう言うと、メイドは深く礼をして部屋を出ていく。
「ねぇ魔王さん?私たちまだ何も聞いていないんだけど?私達に何をして欲しいの?」
美紀が痺れを切らしたように質問をする。
「ああ、そうか。話してなかったな!お前たちにやって欲しいことは・・・我と一緒にお茶会をして欲しいのだ!」
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