表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/36

冒険者ギルド


「ここが……冒険者ギルド!」


 門を通り、中に入ると、そこはまるでホテルのロビーかのように広い空間だった。

 床や壁は木製でありながらも頑丈そうな造りをしており、手入れが行き届いているのだろう、キラキラとした光沢を放っている。柱は石造りだろうか。


 左脇に上の階へと続く階段のようなものがあり、幅が広く、緩やかなカーブを描いている。

 

 右脇にはカウンターがあり、間隔を開けて女性の職員が4人並んでいる。


 そして正面、かなり広いスペースで、木製の椅子やテーブルが規則的に配置されている。そこには何人かの冒険者と思わしき人物がおり、彼らの前には器と、ジョッキのようなものが置かれていた。食堂だろうか。


 何人かの冒険者が、談笑しながら飲み食いしている。


 食事の際は、ここを利用すればいいのか。


 俺はその場を離れ、カウンターの前へと向かう。そして、そのまま一番右端の受付の前に立った。


「おはようございます。本日はどのようなご用件ですか?」


 金髪のお姉さんが、にっこりとした笑顔でそう言った。

 胸の名札には、リアスと書いてある。


「そのー、冒険者登録? をしたいのですが」


 確かお金が必要なのは更新のときで、登録だけなら無料だったはずだ。


「新規の方ですか?」

「はい」

「では、こちらにお名前をお願いします」


 そう言って、ペンと紙が差し出される。

 

「これって、フルネームで書いた方がいいですか?」

「いえ、お名前だけでも結構です」

 

 氏名や名前といった欄が分かれておらず、どうやって書けばいいのか迷ったが、それなら名前だけでいいか。フルネームだと、どっち先にしたらいいか分かんないし。


 俺は、その空欄に『ナギ』とだけ書いた。そこで気づいた。どうやら俺は、読みだけでなく、書きも自然とできるようなっているらしい。


「下に3つ質問がございますので、回答の方お願いします」


 質問の内容は、「性別」「年齢」「冒険者になるのは今回が初めてか(初めてでない場合、簡単な来歴をご記入ください)」という旨のものであり、おれはそれぞれ「男」「17」「初めてです」と回答した。


「それでは冒険者カードの作成に参りますので、少々お待ちください」


 リアスさんはそう言うとカウンターを離れ、裏手の方へ消えていった。

 しかし、朝から笑顔を崩さない綺麗な人だった。よく見れば、他の3人もかなり整った容姿をしている。受付嬢にとって顔は重要なのだろう。 


 そろそろ6時半ごろになるのだろうか。

 ちょくちょく人が増えてきている。先ほどまで手持ち無沙汰気味だった受付嬢も、今は一人を除いて客の応対にあたっている。


「お待たせしました」


 彼女が小走り戻ってくる。


「では最後に、こちらの石板に手をかざしてください」


 何やら紋章の刻まれた石板が差し出される。上部にくぼみがあり、そこに冒険者カードらしきものが挟まっている。


 俺は言われるがままに右手を石板の上に乗っける。すると、俺の手を中心に、くぼみに沿って石板が光りはじめた。


「おお?」


 カードを見ていると、空白だった下の部分に何やら文字が浮かんできていた。小さくて、よく見えない。


「はい、では一度こちらで確認いたします」


 光が消え、文字が刻印されたカードを、リアスさんが手に取る。

 彼女の目線が上から下へと移る。


「?」

 

 彼女が首をかしげる。

 どこかおかしな点でもあったのだろうか。彼女の目線が再度上下する。


 そして、今度は顔をしかめた。カードの下の方、おそらく文字が刻印されているであろう場所を凝視している。


「……少々お待ちください」


 彼女は、再び裏側へと消えてしまった。


 


 


切り方が中途半端。

次の更新まで間が空きます。


読んでくれた方には感謝しかありません。これからも見守っていただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ