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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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親子喧嘩というには……

「……朕が死んだ後だと?

フン、知ったことか!」


「なん……だって?」


「国は王のためにあるのだ。

朕がいなくなった後など、何故考えねばならぬ」


ヤンカム王は、ここに来て開き直っていた。


「……」


「朕が死んだ後のことなど、何故考えねばならんのだ!」


「……そうか、わかったよ」


「む?」


「アンタが……アンタみたいな王がいるから!

この国で不幸が生まれる!!」


「……ハン!諸悪の根源だとでも言うのか?」


「クリスの言う通りだ!

たかが王が思い上がるから……!

所詮は人間でしかないのに、神のようなものだと思いあがるから!」


「それを、王子たるキサマが言うのか?」


「そうだ!王子だから……僕が終わらせる!」


「それこそ、傲慢だろう?

キサマに朕を殺す権利があるとでも?」


「黙れ!

アンタにこそ、僕らを殺す権利などなかった!

いや……そんなもの誰にだってないんだ!

けど、そんなことを考えるアンタがいるから!

僕らのためだけじゃない!国のため!民のために……斬る!」


「笑わせるな、それこそ殺意の理由を国や民に転換してるのどろう?」

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