表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
995/1085

ピッチャー返し的な?

私が自分の肩に手を伸ばそうとした瞬間銃声が響いた。


右手で弾丸を払いのけ、再び肩に手を回すとまた、銃声。


「くっ……!」


「そう易々と隙を与えるとでも?」


確かにその通りだ。


私は肩に、肉体にダメージを負ったが、

ヒッチコックは銃を一丁失ったとは言え、直接的なダメージはない。


残った銃で畳み掛けるのが彼女にとって勝機なのだろう。


……だったら、それを利用してあげればいい。


私は三度肩に手を伸ばす。


「させないと言う事がわからないのですか!」


ヒッチコックは引き金を引く。


正確な狙いで私に向けて、銃口から弾丸が射出される。


私は身体を半身に捻り、体勢を水平にーー


右手で拳を握り、薄く気功で膜を張る。


そう、あくまで薄く、用途は強化だ。


そして迫る弾丸を拳で迎え撃つ。


感覚としては弾くのではなく、打つ。


拳を振り抜いて、弾丸を真正面に打ち返した。


そして、跳ね返った弾丸はヒッチコックに向けて飛ぶ。


「なっ!?」


ヒッチコックは避けようとのけぞるようにして倒れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ