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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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リスクとルール

奥歯を噛んだ。


お互い、無意味だとわかっているのに、こんな戦いを続けねばならないのか。


「……牢屋、ですか。しかし…………それが処刑台だったなら、不可能ではないのでは?」


「っ」

「!?」


緊張が走った。


私はあえてタブーに自分から足を突っ込んだ自覚はあった。


クリシュナの気持ちはわかっている……"今の時点"なら。


確かに自分や兄弟を殺そうとした相手だ。


それでも、父親だ。


命までは奪いたくはないだろう。


しかし、場合によっては……例えば、圧政を強いられた国民の感情を抑えるために、処刑台に送らねばならない事もあるだろう。


もちろん、それは可能な限り避けたいのがクリシュナの心情だが、確かに選択肢にはある。


だから、それを提示すればヒッチコックが折れる可能性もあるのでは、と考えた。


「ふ。その時はその時です」


「……諦めるんですか?」


「そういったリスクを含めた前金です。

回収不能になったとしたら、それは痛手ですが、それで契約を反故には出来ませんよ。

今は、契約が生きているのだから」

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