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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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親子の信頼関係

「勝手なこと、ですか……

状況証拠……いや、そもそもクリシュナ王子が何を信じるかではないですか?」


「っ!」


クリシュナはまた小刻みに震えていた。


「……そんな、理由で?

実の親子である、僕やノイルを殺そうとした……?」


「惑わされるな、クリシュナ!

そんな女より朕を信じるのだ!」


「さぁ……さっきは私を信じたようですが」


「ふざけるな!」


「!」


ヤンカム王が叫ぶと、クリシュナは間髪入れず近くにあったテーブルに拳を叩き下ろした。


「クリシュナ……?」


「そうだ……貴方はいつもそうだった。

思い通りにいかなければら、叫んで……喚いて。

子供の頃はそれが王の……大人の恐ろしさだと思っていたけど、なんて事はない。

貴方のソレは子供の癇癪とそう違いはなかったんだ」


「な、何を言う、クリシュナ!」


「父上……貴方を信じたかった。

だけど、貴方を信じる要素が何一つ見つからなかった」


「キサマ……!」


「……いいですよ、白黒はっきりさせましょう。

貴方を拘束し、一時的に僕が王となれば、その力で正式に調査します。

その上で、これが誤りだったなら、謝罪と共に貴方に王の座を返します。

ですが、誤りでなかったのなら……二度と玉座に座れないと思ってください」


クリシュナはあえて、それ以上のことは言わなかった。

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