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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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証明問題

ーー


算数や数学の問題で答えだけ書いて、それが正解だったとしても納得してもらえないのと同じだ。


私が"答え"を知っていたとしても、そこに至るまでの道筋を示して証明しなければならない。


細かい記憶まではない私にとって、それは"答え"から逆算し証明するという行為だった。


「そんな……まさか、父が……!?」


「あくまで、可能性の話ですが」


「……理由がない。なんでそんな……」


「重要なのは理由ではないです。ヤンカム王なら可能だという事実です」


「……」


クリシュナは暗い表情で考えこんだ。


「考えてみて下さい。そもそも"貴方に暗殺を仕向ける"事が出来るのはこの国の中では王族くらいなものでしょう?」


「……テロリストという可能性も」


「だとしたら、狙いはヤンカム王ではないですか?

それに、現状の変革を願う傾向があるテロリストにとっては、貴方の思想はむしろ望ましいほうではないですか?」


「そんなの、一概には言えない……だろ?」

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