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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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観客席から

後ろにいたクリシュナが語りかける。


「クリス、前へ出よう。陛下を……いや、父を助けなくては!」


「……」


「クリス!」


「もう少し……様子を見ましょう」


「そんな余裕なんて……!」


「……」


さて、どう伝えたものか。


"あの時"はどうだったか、詳細な記憶は飛び飛びでその時々に考えなくてはならない。


「……なにかキナ臭いんですよ」


「え?」


「不自然だとは思いませんか?こんな簡単に王宮の中央部に、パーティー会場なんかに襲撃されるなんて」


「それは……」


クリシュナは言いづらそうに顔をしかめた。


「……誰かが糸を引いてるからだよ。

この襲撃の噂くらいの情報は掴んでいた。しかし、確証がなかったから、誰にも言えず、対策を練っていたんだ」


「それが私だと?」


「情報を掴んだのは昨日、王宮に戻ってからだ。

君しか方法がなかった」


「ああ……いや、貴方の"言い訳"を聞きたい訳じゃないんです」


「っ」


悪い癖だ。


つい、クリシュナには当たりがキツくなる。


「要は、その糸を引いてるのが誰か、探れるかも知れないということです」

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