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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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計算と誤算

「……」


兵士達がそれぞれ目配せをする。


何をしてくるか、予想はついていた。



「「「はぁっ!」」」


三方からの同時攻撃。


これが力量差が無いか、向かうが上ならば、

脅威なのだけど、残念ながら私と彼らの差では三対一でも埋まらない。


ほぼ、同時に切り掛かったのはいい判断だ。


だけど、それを活かせる程のスピードは、私と相対するには足りなかった。


「『隼剣』っ!」


正面から切り掛かってくる兵士の両腕に一閃。


「うぎゃああっ!」


筋肉が断絶し、手から剣が滑り落ちる。


難しかったのは加減。


彼の両手を落としてしまうのは忍びない。


そういう意味ではフルメイルが相手で良かった。


鎧が腕を防護して肉だけにダメージを与えることが出来た。


これで、ほとんど後遺症もなく戦闘不能に出来ただろう。


ただ、誤算だったのは、その一閃だけで奪った剣が砕けてしまったことだ。


鎧を直に叩いたからか、あるいは私の力に耐えきれなかったか……どちらにしろ私自身の頑丈な剣と同じように使ってしまっていた。


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