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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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捨てられた街へ

何故そんな場所に向かうのか、目的はわからないが、

荷台を引かせているのだから、何かを運んでいるのだろう。


それも王子が直々に……


「それで、何を運んでるんですか?」


「物資だよ」


「いや、それはそうでしょうけど、何の物資を運んでるんですか?」


「何って、食料品とか日用雑貨とか、生活に必要なものさ」


「?」


まるで商人。


シンシアさんがやってるみたいなことをする。


商売?しかし、同じ街で物資を運ぶことにどれほどの儲けがあるのだろうか?


そもそも、王子であるクリシュナが商売なんてする必要があるのだろうか?


そんな疑問を口にするより先に、ラクダは歩みを止めた。


「さぁ、ついたぞ」


「ここは……」


荒れたボロ小屋が立ち並び、頬まで汚れた人が路上に座り込んだり、寝転んでいる。


他にも建物がない訳ではないが、そのどれもが正常な状態とも言えず……

有り体に言えば、そこはスラム街だった。


「……」


言ってはなんだが、こんな場所で商売なんて出来るとは思えない。


逆に、クリシュナには到底似つかわしくない単語が浮かんだ。


『慈善活動』――

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