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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第5章 戦い続ける少女
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出陣を控えて

店主に地図に記しを示して貰ってる間に、私は身支度を部屋で済ませた。


と言っても、剣は元々、持っていたし、夜に冷えないよう外套を羽織っただけだったが。


「二人はここにいて下さい。今日は帰らないと思って下さい」


「私達がついていっても足手まといになる事はわかってますわ」


「クリスさんに限ってないとは思いますが、

もし何かあれば、戻ってきて下さいね。わたしの”神仙術”が役に立つかも知れません」


「わかった。と言っても出来る限り頼らないつもりでいるけど」


「夜を明かすのであれば、これを持っていって下さい」


そう言って、シンシアさんは小さな包みをいくつか渡してきた。


「これは?」


ハッカ(ミント)の飴です。眠気覚ましにお使い下さい。

こんなモノしか渡せないのは心苦しいですが……」


「いえ、ありがとうございます。助かります」


多少、不眠不休で活動出来ると言っても眠気がない訳ではない。


そういう意味では確かに有り難かった。


「ご武運を」


「頑張って下さい」


「はい!……行ってきます」


私は飛び出すように部屋を出た。

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