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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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めんどくさいやり取り

「あと、午前中に行きたい場所がある、同行を頼むよ」


「あ、はい……」


今さらながら、すっきりしない物言いだな、と思う。


護衛とはいうものの、私は頼まれて、”してあげてる”に近い。


報酬を出すとは言われたけど、だからといって部下のような扱いを受けるのもおかしな話だ。


そんな私の気持ちを察してか、クリシュナは表情を崩した。


「本当に頼りにしているよ、君のお陰でいい方に進みそうだ」


「はぁ」


そんなあからさまにご機嫌とりにこられても、それはそれで反応に困る。


「ふむ……美しい花には、水と共に栄養も必要だろう。

なにか、欲しいものはあるかい?」


「ありませんよ。

そうやって口説いてくるの、やめてくださいって言ったはずですが」


「あ、いや……つくづくクリスには通じないなぁ」


「他の人にもしてるんですよね。軽薄な人だと信用を失くしますよ」


「う、うむ…………そうだ、今日の用事はこれで仕舞いだ。明日までゆっくり休んでてくれ」


「そうですか……ところで、私の部屋は?」

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