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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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ラインマーカー

「先入観……」


「そう、だな……シロかクロか、物事はそう単純でないのかも知れない」


「え、そういう話なんですか?」


「仮にノイルは黒幕でないとしても、王家を継ぎたいのなら、

第一王子である僕の死は、第二王子のノイルには望ましい。

なら、静観をしていたとしても、いざそのチャンスが来たと思えば、そこに飛びつくかもしれない」


「なら、その時はシロがクロに変わる、と?」


「そう、可能性としては十分あり得る」


「……」


「考えかたを変えねばならない。

僕はシロかクロかを、暗殺の黒幕とそれ以外で考えてしまっていた。

だけど、潜在的なクロがいるとするなら……全てを敵ではないかと疑うことも必要だ」


随分と悲壮なことを言う。


だけど、とてもそれを否定する気にはならなかった。


そして、”全て”か……


「その全てをどこでラインを区切ってますか?」


「……!」


「その前提で言うのなら、貴方が信頼する直属の臣下も……

そして、私も裏切る可能性があると言えるんではないですか?」

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