表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
919/1085

剣か盾か

「だからこそ、私が切り札だと?」


「そう。”敵”もまさか、君のような少女にそれだけの力があるとは思ってはいない。

表面上は、そんな素振りを見せず……逆にこちらが脅してると捉えられることもなく、

相手の無法をカウンターで潰すことの出来る。君はまさに切り札だ」


「……なるほど」


だけど……私は首を振った。


「私はあくまでも護衛という約束です。あなたの言うこと

あなたの命を脅かされるなら、それを防ぐ盾になるつもりです。

だけど、それ以上のことをするつもりはありません

襲われたからと言って、あなたの剣にはなるつもりはないです」


「そうか……いや、今はそれでいい。充分なんだ」


すると、クリシュナは立ち上がった。


「君が盾となってくれるだけでも、心強い。

それに、君の考えなんて、君が喋らなければ”敵”にはわからない」


クリシュナは何かを催すように手を差し出した。


話は打ち切り、部屋の外へ行くということかと、私も立ち上がった。


それに満足したクリシュナは私に背を向けて歩き出す――ところで、再び私に振り向いた。


「もちろん、剣になってくれると言うなら、いつでも大歓迎だ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ