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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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理想論はされど理想論

「なら、どうしてです?」


「はは、権力に興味がないと僕が言ったところで、僕の立場が変わる訳じゃない。

どうしても……この国がある以上、僕は王子なんだ。

なら、無抵抗でやられたくはない、戦う。

そして、こんな血なまぐさい仕組みを変えたいんだ」


「王となって……?」


「そうだ……青臭い理想だろうがね」


「……」


現実問題、本当に王となったところで、その仕組みを変えられるという保証はない。


――//――


というか変えられなかったんだ。


彼は生涯そのことに頭を悩ますことになる――//――


「……っ!?」


私は左手頭を抑えた。


「ん、どうしたんだい?」


「……あ、いえ……大丈夫です」


私はお茶を飲み、落ち着きを取り戻した。


また、なのか?


この感覚……どうして、そんなことがわかるというのか?


確かに難しいことかも知れないが、未来のことなんてわからない。


そう断言することなんて、誰にも出来ない。


なのに、何故、()()()()()()()――――――――――?

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