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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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椅子とりゲーム

「その理屈はわかりますが……」


「ああ、いや、母上が亡くなったのは、物心つく前だ。

正直、どういう感情を持つべきなのか、わからんのだ」


「そう……ですか」


王と言えど、華やかなばかりではない。


こういう血なまぐさいところもあるだろう。


そして、私もまた、クリシュナにどういう感情を抱くべきかわからないでいた。


そんな、クリシュナはふぅ……と大きく息を吐き出した。


「クリス、何故、暗殺なんて起こったと思う?」


「え、それは……」


「玉座が欲しいからだよ」


「……」


クリシュナは何かに気付いたかと思うと、首を横に振った。


「厳密には権力だ。

王妃という立場はそれはそれで魅力的だったろう。

だから、そこに新たに座りたい者は、母上がいなくなれば、その椅子が空くと考えた。

そして、また、僕の椅子が空くことが望む者に、僕の命が狙われだした」


「…………そうまでして、欲しいものなんですか?」


「僕の気持ちでいうなら、それほどのモノだとは考えていない」



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