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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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食事を終えると、すぐに出番になった。


なんでも……


「父上に報告をする。ついてきてくれ」


との事だ。


クリシュナから2歩ほど後ろをついて歩く。


流石に王宮は広い。


構造を理解せずに、はぐれれば、合流は難しいだろう。


「……ところで、お父さんというのはやはり?」


「ああ、ヤンカム国王陛下だ」


国王……やはり、そうか。


しかし、変わった名前だ。


異国だからかも知れないが、聞き馴染みのある”クリシュナ”と比べれば、初めて聞く名だ。


「私のことはなんと説明するつもりですか?」


「ああ……聞かれれば、護衛を雇ったと言うよ」


()()()()()?」


「うん、恐らくは気にも留めないだろう。

人のことに興味はないんだ、あの人は。

ましてや、王族でも、貴族でも、豪族でもない人間には」


「そう……ですか……」


随分と(とげ)のある言い方だ。


実際に、そうなのかも知れないが、自分の父親に対しての評価としては冷たい。


むしろ、嫌っているのではないだろうか?


「父上には期待していないよ。きっと、僕が殺されかけたと聞いても、眉一つ動かさないさ」

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