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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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道と理

「貴方が信用に足るか、わからない」


「……!」


「考えてもみてください。

私と貴方が会って、どれだけの時が経ちましたか?

ましてや、貴方が王子だと知ったのはつい先程のことなんですよ」


「う、うむ……」


「命を狙われているから、助けてほしいというなら、まだいい。

だけど……あえて言いますが、為政者として、

貴方がふさわしいかも知らないのに、貴方のために手を汚すことなんて出来ません」


「…………ム?では、僕を守ること自体は引き受けてくれるのかい?」


「えっ……あ……」


しまった、今の言い方だとそういうことになってしまう。


だけど、確かに命の危険がある人間を見捨てるというのも、人の道に反している。


私はしぶしぶといった感情を隠しもせず、頷いた。


「ならば、僕の護衛として、いてはくれないだろうか。

その上で、僕が王を継ぐものとして、相応しいかを見極めてほしい」


そういう言い方で、そういう方法を取るのか。


「…………わかりました。ですが、私も旅の途中です。

長居は出来ませんよ?」

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