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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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王子の夜

「視察そのものは難なく終わったよ。

問題はその帰り道だ」


「そこで襲われたんですね?」


クリシュナは大きく頷いた。


「あれは暗い夜だった。

砂漠を渡っていたが、それ以上の進行は諦め、野営をしていたんだ」


こんな王子でも野営をするのか、

とも思ったけど、一日で戻ってこれないのなら、それも仕方がないことだろう。


「……気付いた時には遅かった

我々は取り囲まれていたんだ、暗殺者どもに」


「なるほど」


王族の護衛なのだから、腕は立つはずだが、四方八方から取り囲まれてはどうしようもないだろう。


取り囲むほどなのだから、数の上でもクリシュナ側は不利だったはずだ。


「これでも、剣の腕にはそれなりに自信はあった。

しかし、あの状況……明らかに僕が標的だった。

その中で前に出て、戦うことは出来なかったよ」


「えっ……あ、ああ、そうなんですか。

失礼、意外だったもので」


「ははは、あそこで僕が前に出るのは、勇猛ではなく蛮勇だったよ」


「……」


いや、そういう意味でなく、剣に自信があることが意外だと言ったんだけど……

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