表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
899/1085

最初からそうしろよ

「……よくある話だろう?」


 クリシュナは自嘲気味に笑う。


「もしかして、私達が会ったあの時は?」


「ああ、全くもってその通りだ……あの時は窮地だったよ。

 まさか、護衛も使用人も皆……殺されてしまうなんてね」


「っ……」


 まさか、私と会う前にそんなことになっていたなんて……


「運がよかったんだよ、それと配下の者たちの献身だ。

 アレは明らかにプロの暗殺者集団だった」


「……」


 なんとなく、どんなことがあったのか想像はつく。


 しかし、これでは部分的にしかわからない。


「あの……いちから説明してもらえますか?」


「ン……そうだね」


 クリシュナはいつの間にか食べ終わって骨だけになった元チキンだったものを、皿に置き、

 注がれていた水をぐっと飲みほすと、語り出した。


「そもそも、僕は『マウロ』という街の視察で出ていたんだ。

 当然、お付きの者と護衛を連れてね」


『マウロ』……地図を思い浮かべてみると、

 確かにクリシュナと出会ったのは、そこと『パラダイム』の中間地点辺りだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ