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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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クリシュナ

「王家……」


「そもそもは建国の父、クリシュナ=アガーナ1世がその始まりだ」


「1世?では、あなたは……」


「僕は7世になる」


「7世……そんなに」


「国を興した偉大な祖先の名だ。

元々はよくあった名前だったそうだけどね。

1世が即位したことで、クリシュナと言う名に莫大な人気が出た」


「つまり、クリシュナだらけになった?」


「そう。それ自体は喜ばしいことだったが、

元老院から、クリシュナ1世の”格”が貶められるのではないかという声があがってね。

3世の時代に、法規制によって、クリシュナの名は王族にしか使えないこととなった」


「なるほど」


「加えて、慣例としてクリシュナの名は王位継承順位の高い第1王子にのみつけられることとなった」


つまり、この国では”クリシュナ”は彼だけか、いたとしてもごく近い親族にしかいないという事なのか。


「うん?つまり、貴方はその第1王子だと?」


「ああ、そういうことになる」


特に驚きはなかった。


王子という時点で大きな心のハードルを越えているのだ。


それが第1だろうが第2だろうがそのハードル以上のハードルにはならない。

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