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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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無駄話はいらないんだって

「うん?着心地がよくないのかな?」


そのための仕草ではなかったけど、着慣れていないことは確かだ。


「そうですね。いつもの服がいいです」


クリシュナは女中の方に手で合図をした。


しかし、女中は申し訳なさそうに首を横に振るだけだった。


「そうか……しかし、君の服は洗濯に出してしまってね。

この場はその服で我慢してくれないか」


「はぁ……まぁ、無理には言いませんが」


「心配しなくとも、似合っているよ。

女性は花だね」


「……」


私が呆れた顔をしていると、クリシュナは首は振った。


「いや、クセでね。こういうのは不快だったね、申し訳ない。

それはそうとして、座ってくれ。

食事にしよう、毒見は済んでいる」


毒見……そういうところは流石に王子という訳か……

いや、待て、そもそも、まだ本人の口から聞いていない。


「それよりも、先に話を聞かせて欲しいんですが」


「はは、勿論話すよ。とは言え、長旅で疲れているだろうし、ほとんど飲まず食わずで来たんだ。

食べながら、話そうじゃないか」


私は大丈夫なのだけど……しかし、ここで変に抵抗しても余計話がこじれるだけだ。


私は、おとなしく席に着いた。

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