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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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そもそも得体が知れない

「そうなんか?それやったら、なんでこんなモン、服につけたりしとんのや?

 おいそれとゴロ寝も出()へんやん」


「いや……まぁ、そうだね」


 ゴロ寝は置いておくとしても、到底一般人の服装ではない。


 正直、まっとうに働いているような男にも見えない。


 貴族か富豪の道楽息子、といった印象を受けた。


 ……と、いうか、それなら、なんでこんな砂漠の真ん中で一人行き倒れていたのか。


 お供や護衛もないし、外套を羽織ってはいるものの、

 中の服は砂漠越えをしようという人間には到底思えない。


 その辺りが、私についてきてほしい理由なのだろうか。


「……しばらく、静かにしていて」


「あ、はい」


 宝石をポケットにでも仕舞おうとして、思い留まった。


 仮に予想通り貴族や富豪の息子だというのなら構わないが、

 もう一つ、想像出来る可能性がある。


 マフィアなどの非合法組織……あるいはその関係者だ。


 場合によっては、この宝石も突き返す必要もある。


 そう感じて、宝石は右手に握りこんだ。


 果たして、彼が何者なのか、確かめてみる必要がある。

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