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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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熱中症の時のアレ

男性の身体はひどく熱がこもっていた。


日陰に連れていこうにも、周囲には砂しかない。


加えてこの辺りは平地だ。


「ええと、そうだ!」


遮蔽物がないなら作ればいい。


幸い、砂は無尽蔵にある。


風で砂を操作し、水で固める。


そうして、2m近いキューブブロックを形成したことで、影を生み出した。


男性を日陰に寝かせて、首もとに手を添えた。


「『アイス』」


身体を冷やすには、血流の多い場所を冷やすのがいいという。


首の次は脇も冷やしたほうがいいと思ったが、異性の服を脱がすのは……いや、そんな場合でもないか。


外套を脱がすと、白地にカラフルな石……恐らくは宝石をあしらった、

一枚物のワンピースとロングTシャツを合わせたような服……

ただベルト状の布が通されてあり、男物の雰囲気はあったのだが……問題はそこではなく……


「これ……全部脱がさないといけないやつ……?」


「別に服の上からでもええんとちゃうか?生地そのものは薄そうやし」


「あっ……うん」


その案を採用することにした。


脇の間に生成した氷を挟んだ。


まぁ、氷を直接あてると凍傷の可能性があるから、こちらのほうがいいかもしれない。


首のほうの氷も、彼の服のポケットに入っていたハンカチでぐるりと巻いておくことにした。

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