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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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意識する人

「……別に負けたことがない訳じゃない。

他のきょうだいには負け続きだし、きょうだい以外にもキュウさんに負けたりもした。

だけど、この負けは特別なの」


「なんでや?」


「相手が……ちーちゃん……チヒロだから」


「ちーちゃんはん?」


くすっと笑いが吹き出た。


”ちーはん”だと違和感があるのはわかる。


でも、それなら、”ちーちゃん”呼びでも、”チヒロはん”呼びでもいいのに、”ちーちゃんはん”って……


「話それるけど、あなた距離感変わったよね」


「え、なにが?」


「呼び方だよ」


「せやろか?ジブンではわからんわ」


例えば、”セレーナはん”が”セレナはん”になったように、愛称呼びになっている。


その結果が”ちーちゃんはん”だけど……


「まぁ、いいよ」


「せやったら、何が特別なんや?」


「チヒロは、仲間……友達だけど、同時にライバルだから」


「ライバル……?」


「明確に意識しだしたのは、つい最近だけど……

私と近い目線で競い合ってくれる存在なの……だから、負けられない、負けたくないってこと」

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