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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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結果とオチ

そもそも、この勝負はなんだ?


私の一撃をチヒロが防ぐかどうかではない。


この勝負は――――――――!!


「――――『獄路』」


起点を作ることも出来ず、剣を振り切った私はどこまでも無防備。


スローモーションに見える視界の中、迫るチヒロ、迫る剣。


意識のレベルは達していようとも、身体がそこには至れない。


振り下ろされる剣に、成す術などなかった。





――――暗転。





目前に広がるのは満点の星空、大きな月。


そして、それを真っ二つに斬り裂く白銀――鋼。


目前に振り下ろされ、寸止めされた剣だ。


私は仰向けに倒れていて、あろうことか、頭の側にチヒロが立っている。


「……ふぅ、ワタシの勝ち、だね」


ああ、そうか私が負けたのか……


「よかった、これで心置きなく、出発出来るよ」


私はスッキリしていないけど……


「でも、気を落とすことはないよ。クリスちゃんの技、未完成なんでしょ?」


だとしても、あれが今の私の全力の剣であることに変わりはない。


「まぁ、ワタシ目指して頑張ってくれたまえ……なんてね♪」


(ない)胸を張るチヒロ……ちーちゃん。


風でスカートがなびいていた。


「……パンツ、見えます」


「きゃっ!…………えっち」


同性同士でなに言ってんだか……

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