表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
866/1085

立ちふさがる、は敵

「試す……?」


何かひっかかりを感じた。


別に命のやり取りでもない手合わせで何かを試すというのはおかしくない。


でも、何かちーちゃんのソレは何か違う気がする。


「……クリスちゃんも、試してみたら?」


ちーちゃんが剣を構える……何か今までよりも洗練されたように見える。


技を試そうにも『改』の構えで対応出来る雰囲気にない。


「…………」


ワンテンポ、だ。


考えたように、『踊る剣技』のステップで入り、

ワンテンポずらすことで、構えを『改』用にして放つ……これなら、どうだろうか。


「うん……形状が違うことへの違和感はないね」


独り言を呟くちーちゃんを尻目に、私はステップを、リズムを刻み始めた。


屋根の上と、多少足場が悪くとも、対応は可能だ。


そもそも、舗装された平地で戦うことがどれだけあるだろうか。


屋根の上など、荒れた山地に比べれば、問題にもならない。


問題はそう、いつだって目の前の敵だ。


そう、敵――


手合わせとは言え、今、この瞬間だけは敵だと考えなければならない。


それだけの雰囲気がちーちゃん……チヒロにはあった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ