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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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はい、そうですかといかない理由

「正直に言うのなら、馬で砂漠を越えるのは無理ですわ」


「……まぁ、そうですよね」


とは言うものの、厳密に言えば不可能ではない。


常に私が魔法で砂地に通路を作り、周囲の気温や太陽の照りつけに気を配ることだ。


魔法燃料的には問題はない。


しかし、その場合は『ギンギ』に滞在中も常に馬車に付きっきりでいなければならない。


それでは到底調査にはならない以上、無理という意見はその通りだ。


「だとしたら、元々はどうするつもりだったんですか?」


「砂漠を迂回する道がありますわ。『ギンギ』に用がない行商がよく使っていると聞いています」


なるほど、それなら、シンシアさんもその行商に仲間入りする形だったということだ。


「ですが、うーん……」


シンシアさんの気持ちはわかる。


海を渡った時のように馬達に愛着があるだろうし、

そもそも馬車がなければ、シンシアさんの商売は成り立たない。


かと言って、馬達、あるいはシンシアさんを置いて、

いったん『ギンギ』に向かい、戻るというのも非効率だろう。

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