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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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そこにないが、ある

シンシアさんは丼鉢に叩きつけるように箸を置いた。


丼の中はスープだけだった。


「言ったじゃん、時間的に野菜ベースでしか無理だって」


「そ、そんな事を言うつもりはありませんわ!」


「そう?じゃあ、何が気に入らないの?」


シンシアさんがらしくなく、ふへぇ、と間の抜けたため息を吐いた。


「逆ですわ。

これはまごうことなく、醤油ラーメンですわ。

無意識ながら、長年追い求めていたものです。野菜ベースも()()()は好きだし……」


「じゃあ、なんで?」


「これは完璧なまでに、”醤油”ラーメンなのですわ!」


「はい?」


「ですから、どうして……()()()()()()()()()()()()()()のですかっ!」


「どうって、そりゃあ、イチから順に……」


()()()の知る限り、醤油なんてこの世界にないんだよっ!

せいぜいお刺身に使えるような風味が似た醤油風ソースくらいが関の山でしたわ……

”それ”では、こんな味には出来るとは思いません。どうやって、醤油を用意したんですか!?」

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