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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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サプライズというには不穏な

……


その夜。


陽が落ちる前にシンシアさんは帰って来たけど、

その時点でちーちゃんはおらず、

準備にかかる時間の関係で、

出来るだけ遅い時間に晩御飯を取ることにした。


私達は結託し、気になるお店を見つけたということで、

夜になってシンシアさんを連れ出した。


夜道を歩いて街の校外へ……


「あの、こんなところに本当にお店がありますの?」


「えっと……もうすぐ着きますよ」


そう言うが、もちろんそんなところに店舗などない。


最低限、雨風を防げるテントを張った場所に、彼女は待っていた。


「ここ、です……」


「?……お店って、屋台ですか?」


テントが影になっていて、シンシアさんはすぐにちーちゃんに気付かない。


テントの中に入る。


「でも、看板も何……も……」


近寄ったことで、シンシアさんは、まず珍しい服装に気付いた。


そして、スライドするように、恐る恐るといった感じで顔を確認した。


「シンシアちゃん……」


「あ……えっ?」


シンシアさんはすぐには理解が追いつかないようだった。


そして、絞り出すように言葉を紡いだ。


「無事、でしたのね……安心、しましたわ、チヒロさん」

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