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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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無知とブレーン

「結構前のことやし、曖昧ではあるんやけど、妖精がおったやろ?

その時は暴走しなかったんやし……」


「ま、待って!」


思わず私は制止をかけた。


「なんや、クリスはん?」


「いや、なんでもなにも……()()()()()()()()()()()()()()()()の?」


「え?」


「確かに、海を渡る前、消えていない妖精と会ったことはある……

でも、そのことを貴女が知ってるのはおかしい!」


「はぁ……」


蝶は何を言ってるのか、わかりかねると言った表情で首筋をぽりぽりと掻いた。


「おかしいなんて言われても、知ってるからしゃーないやろ?」


「知るはずのないことを知ってるのはどうしてってこと!

あの時は時期を見ても、セレナは結晶化した直後だったし、

それを考えれば、(あなた)は卵だったか、

そもそも、まだ産み付けられもしてなかったくらいの時期なの!」


「いや……せやからね?

そんなこと言われても、わたしの頭では理解出来へんのよ。

ガワはこんなナリでも所詮は蝶やし、わたしの考える力はセレナはんのものやし」


「だからっ!」


埒が開かず、私は”結晶”の前に詰め寄った。


「貴方に聞いてるのよ、セレナっ!」

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