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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第5章 戦い続ける少女
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朝の一大事件 前編

翌朝――


起床した私は洗面所で顔を洗っていた。


「ううん?そろそろ鬱陶しくなってきたかな」


「ううう……おはようございます、クリシュナさん」


「あ、おはようございます」


シンシアさんは今日の寝起きはあまりよくないようだった。


「二日酔いですか?」


「そういう訳じゃないですけど……お酒って寝覚めを悪くするので」


「あはは……じゃあ、顔、洗って、すっきりしてください」


そう言って、私はシンシアさんに場所を譲った。


「あれ?クリシュナさん、まだですよね?」


「いえ、顔は洗い終わってます」


「そうなんですか?じゃあ、遠慮なく」


シンシアさんが顔を洗ってる間に、私は部屋に戻った。


「あ、クリスさん、おはようございます」


「おはよう、セレナ。ちょっと聞きたいんだけどさ」


「なんですか?」


「セレナって、髪切れる?」


「髪、ですか?やったことはある、ぐらいです」


「じゃあ、ちょうどいいや。あとで髪切ってくれない?」


「……え?」


「いや、だから、私の髪、切ってくれない?」


「わ、わたしがですか!?

そんな……他にいなかったから、わたしがやっただけで、上手くもなんともないですよ?」


「いいよ、簡単にちゃっちゃっとやってくれたら」


「だ、駄目ですよ!」

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