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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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神の視点 3

さて、ならば、今の現状を顧みた場合、ワタシはチヒロを誘導すべきだろうか?


答えは()()()()()()()()()


まず、神の介入は限定的でなければならない。


昏睡した際のように”詰み”の状態にあったチヒロならいざ知らず、

チヒロは自らの意思で動き、状況を自力で打破できる可能性を秘めている。


加えて、神の介入を守護者(チヒロ)に知られてはならない。


守護者とは神の代行者でなければならないが、だからと言って操り人形ではないのだ。


チヒロは自らの意思で行動を選ばなければならない。


あくまで、神は調整者でありながら、観測者でなければならない。


神が積極的に介入した世界など、”調和と言う名の混沌”などという矛盾した事象が起ってしまう。


とは言え、”限りなくNOに近い”という表現をしたように、介入しない理由がない訳ではない。


チヒロは未だ不完全だ。


チヒロはその全ての記憶を思い出した訳ではない。


当時の剣が太刀であったのに、今は大剣になっているように、チヒロの過去には続きがある。


逆に言えば、最後の記憶まで思い出さない限り、

チヒロは不完全で不安定……手助けと言う名の介入もあり得るのだ。

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