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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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神の視点 2

故に()()()はチヒロに強制再起動をかけた。


ここからはチヒロの記憶がある……もっとも自我はあってないようなものだったのだけど。


『強制活動』……これはチヒロが身体が動かせない状態で無理するためだけのものではない。


いざという時、()()()がチヒロを『正しい』行動をさせるためのものだ。


だから、再起動と同時に最も近いバックアップポイント……そこに転送出来る位置へと、

チヒロを呼び寄せた。


その際、病院を多少壊してしまったことは、些末なことだ。


とは言え、その記憶があるチヒロは自分の失態だと思っているだろう。


また、昏睡中にこの街の病院に移送されたことから、

チヒロの視点からは(くだん)のクリス達の居場所がわからないという事態も発生した。


考えようによってはワタシのせいではないかということも考えられるだろう。


だが、しかし、そもそも、ワタシがチヒロを”操作”しなければ、チヒロはエラーに苦しみ続け、

昏睡から目覚めることはなかっただろう。


そう、これは必要な事象であった。


それを知るのはワタシのように、神の視点を持つモノだけだろうが――

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