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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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思い立ったが、吉日か

チヒロは何度も大きくため息を吐いた。


「……そもそも、ワタシに戻る資格なんてあるの?」


やらかしたこと、それもそうだが……


「必要なの……?ワタシは……ワタシも……」


今のチヒロならば、一人で生きていくことも可能だろう。


そして、チヒロがいなくとも、クリス達の旅が滞る直接的な原因はできない。


そう、チヒロが必ずしもクリス達のパーティにいる必要はないのだ。


チヒロにとっても、クリス達にとっても……


ならば、何故チヒロはクリス達の元に戻りたいと思ったのか?


「……居心地がよかったから?……自然とそう思ってた?」


だとするなら……


「理由には充分、か……」


チヒロは気合いを入れるように両手で自らの両頬を叩いた。


「……よし!いっそ、開き直ろう。素直に謝ればきっと許してくれる!」


勢いよくチヒロは立ち上がった。


こういう時は気持ちを切らしてはいけない。


最初の心持ちのまま突っ走ったほうがいいと、チヒロは知っていた。


チヒロは、そのまま全力疾走で街に向かった。

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